
プリウスはリッター何キロ走るのか? 新型1.8Lモデルは32.6km/L、50系は約23~25km/L、30系は約20km/Lが目安です。ハイブリッド車の代名詞とも言えるプリウスですが、新型モデルはもちろん、50系や30系といった旧型モデルまで、世代によって燃費は大きく異なります。
世代ごとの違いだけでなく、具体的に燃料タンクが何リッター入るのか、そして満タンで何キロ走るのかは、実際の使い勝手を知る上で重要です。また、最近のガソリン価格を考えると、1000円で何キロ走るのかといった具体的なコストパフォーマンスも気になるところでしょう。
さらに、この記事ではプリウスだけの情報にとどまりません。購入を検討する上でライバルとなる、アクア、ヤリス、カローラといった他の人気ハイブリッド車との燃費比較も行い、プリウスの立ち位置を明確にします。
メーターに表示される燃費のリッター見方から、日々の運転で実践できる実燃費を伸ばす運転のコツ・方法まで、プリウスの燃費に関する情報を網羅的にお届けします。
- プリウスの世代別(新型・50系・30系)のカタログ燃費と実燃費
- タンク容量や満タンでの航続距離、1000円で走行できる距離の目安
- ヤリス・アクア・カローラなどライバル車との燃費性能の比較
- メーターでの燃費の確認方法と実燃費を向上させる運転のコツ
目次
プリウスはリッター何キロ?世代別の燃費

- 新型プリウスはリッター何キロ?
- 50プリウスはリッター何キロ?
- 30・旧型プリウスはリッター何 キロ?
新型プリウスはリッター何キロ?

2023年にフルモデルチェンジを果たした新型プリウス(60系)は、従来の「燃費スペシャル」というイメージから一新、「一目惚れするデザイン」と「虜にする走り」をコンセプトに開発されました。そのスポーティな外観と走行性能の向上を実現しつつも、ハイブリッド車としての優れた燃費性能もしっかりと維持しています。
新型プリウスの燃費は、搭載されるハイブリッドシステムによって大きく2種類に分けられます。
60系新型プリウスのパワートレインと燃費
1.8L ハイブリッドモデル (U, X グレード)
これは従来のプリウスの強みであった「燃費性能」を追求したモデルです。WLTCモードでリッター30kmを超える圧巻の数値を誇ります。
2.0L ハイブリッドモデル (Z, G グレード) / 2.0L プラグインハイブリッド (Z グレード)
こちらは新型プリウスの「走り」を象徴するモデルです。1.8Lモデルを大幅に上回るシステム最高出力を発生し、力強い加速感を提供します。その分、燃費は1.8Lモデルに一歩譲りますが、それでも国産車トップクラスの低燃費を実現しています。
| モデル (グレード) | 排気量 | 駆動方式 | 燃費 (WLTCモード) |
|---|---|---|---|
| ハイブリッド (U, X) | 1.8L | 2WD | 32.6km/L |
| ハイブリッド (U, X) | 1.8L | E-Four (4WD) | 30.7km/L |
| ハイブリッド (Z, G) | 2.0L | 2WD | 28.6km/L |
| ハイブリッド (Z, G) | 2.0L | E-Four (4WD) | 26.7km/L |
| プラグインハイブリッド (Z) | 2.0L | 2WD | 26.0km/L |
このように、最も燃費性能に優れているのは1.8Lモデル(Uグレード)の2WDで、WLTCモードでリッター32.6kmを達成しています。プラグインハイブリッドモデルは、外部からの充電によるEV走行がメインとなるため、ハイブリッド走行時の燃費は26.0km/Lとなっています。
ただし、これらはあくまでカタログ燃費(WLTCモード)です。WLTCモードは「市街地」「郊外」「高速道路」の3つの走行モードを平均化した国際的な基準ですが、実際の走行では運転の仕方、エアコンの使用、道路の混雑状況によって実燃費は変動します。一般的に、実燃費はカタログ燃費の7割から8割程度になることが多いと言われていますが、運転次第でそれ以上を目指すことも十分可能です。
50プリウスはリッター何キロ?
| 50系プリウス(4代目) 燃費目安 | |
|---|---|
| カタログ燃費 (WLTC) | 27.2km/L ~ 32.1km/L |
| 実燃費目安 (2WD) | 約 23km/L ~ 25.5km/L |
| 実燃費目安 (E-Four) | 約 22.5km/L ~ 24.0km/L |
50系プリウス(4代目)は、2015年から2022年にかけて販売されたモデルで、中古車市場でも非常に高い人気を誇っています。この世代からトヨタの新しい車づくりの指針である「TNGA(Toyota New Global Architecture)」プラットフォームが初めて採用されました。これにより、低重心化と高剛性化が図られ、従来のプリウスが苦手としていた走行性能や操縦安定性が劇的に向上しました。
もちろん燃費性能も進化しており、50系プリウスの燃費はグレードや駆動方式によって幅があります。
50系プリウスのカタログ燃費 (WLTCモード)
- 2WDモデル: 27.2km/L ~ 32.1km/L
- E-Four (4WD)モデル: 25.4km/L ~ 28.3km/L
最も燃費が良いのは「E」グレードで、リッター32.1km(JC08モードでは40.8km/L)を達成していました。これは、Eグレードが他のグレードに比べて軽量化されていることや、専用の低燃費タイヤを装着していることなどが理由です。
一方で、実際のドライバーが報告する実燃費の平均値(e燃費などのデータを参照)を見てみると、おおむね以下の範囲に収まることが多いようです。
50系プリウスの実燃費 目安
- 2WDモデル: 約 23km/L ~ 25.5km/L
- E-Four (4WD)モデル: 約 22.5km/L ~ 24.0km/L
カタログ燃費と比較すると差があるように見えますが、これは測定条件と実走行の環境が異なるためです。それでも、日常的な使用でリッター20kmを大きく超える燃費性能は、50系プリウスが非常に経済的な車であることを示しています。
30・旧型プリウスはリッター何 キロ?
| 30系プリウス(3代目) 燃費目安 | |
|---|---|
| カタログ燃費 (JC08) | 30.4km/L ~ 32.6km/L |
| 実燃費目安 (平均) | 約 20.0km/L ~ 21.0km/L |
30系プリウス(3代目)は、2009年から2015年にかけて販売され、ハイブリッド車を社会に広く普及させた立役者とも言える歴史的なモデルです。現在でも中古車市場で根強い人気があります。
30系の燃費表記は、現在の「WLTCモード」ではなく、当時の主流であった「JC08モード」や「10・15モード」で記載されています。
30系プリウスのカタログ燃費
- JC08モード: 30.4km/L ~ 32.6km/L
- 10・15モード: 35.5km/L ~ 38.0km/L
しかし、これらの旧い測定モードは、現在のWLTCモードと比較して、より実燃費との乖離(かいり)が大きいとされています。特に10・15モードは実燃費とかけ離れた数値が出やすい傾向がありました。
では、30系プリウスの実際の実燃費はどの程度なのでしょうか。各種実燃費データを収集しているサイトによると、30系プリウスの実燃費の平均は、リッター20km前後(約20.5km/L ~ 21.0km/L)となるケースが多いようです。
もちろん、これはあくまで平均値です。車両のメンテナンス状況(特にハイブリッドバッテリーの状態)や運転方法によってはリッター18km程度になることもあれば、エコドライブを徹底すればリッター22kmを超えることもあります。発売から10年以上経過したモデルも多いですが、現代の新型車と比較しても遜色ない実燃費を維持している点は、30系プリウスの基本設計の高さを示しています。
プリウスはリッター何キロ走る?実用性と他車比較

- プリウスのリッター見方(メーター確認法)
- 実燃費を伸ばす運転のコツ・方法
- 何リッター入る?タンク容量
- 満タンで何キロ走るか
- 1000円で何キロ走るのか?
- アクアとの燃費比較
- ヤリスとの燃費比較
- カローラとの燃費比較
- プリウス リッター 何キロ?総まとめ
プリウスのリッター見方(メーター確認法)
| マルチインフォメーションディスプレイの主な燃費表示 | |
|---|---|
| 表示項目 | 確認できる内容 |
| 瞬間燃費 | 「今この瞬間」の燃費。アクセル操作の目安になる。 |
| 平均燃費 | 始動後、給油後、リセット後などの区間平均燃費。 |
| 燃費履歴 | 過去の燃費データをグラフなどで長期的に確認できる。 |
| エネルギーモニター | エンジン、モーター、バッテリー間のエネルギーの流れを視覚化。 |
プリウスの燃費(リッター何キロ)は、運転席のメーターパネルにある「マルチインフォメーションディスプレイ」で簡単に確認することができます。世代やグレードによってメーターのデザイン(センターメーターか否かなど)は異なりますが、基本的な機能や操作方法は共通しています。
多くの場合、ステアリング(ハンドル)に装備されている「メーター操作スイッチ」(十字キーや「DISP」と書かれたボタンなど)を使って、表示を切り替えることができます。
主な燃費表示の種類と活用法
- 瞬間燃費「今、この瞬間」の燃費をリアルタイムでバーグラフや数値で表示します。アクセルの踏み加減で数値が大きく変動するのが特徴です。これを見ることで、「これ以上アクセルを踏むと燃費が悪化する」という感覚を掴むことができ、エコドライブの目安として非常に役立ちます。
- 平均燃費最もよく目にする数値かもしれません。エンジンをかけてから停止するまでの「始動後平均燃費」、任意でリセットしてからの「区間平均燃費」、ガソリンを給油してからの「給油後平均燃費」などを表示できます。ドライブの成果を確認したり、給油のタイミングを計ったりするのに役立ちます。
- 燃費履歴過去の平均燃費データをグラフなどで確認できる機能です。自分の燃費が向上しているか、あるいは季節(夏場のエアコン使用時など)によって悪化しているかを長期的に把握するのに便利です。
- エネルギーモニターハイブリッド車ならではの機能です。エンジン、モーター、バッテリーの間でエネルギーがどのように流れているか(エンジンで走行中、モーターだけで走行中(EV走行)、減速時に充電中(回生)など)を視覚的に表示します。どのタイミングでエンジンが停止し、EV走行に切り替わっているかを知ることで、燃費を意識した運転(アクセルワーク)がしやすくなります。
これらの表示を運転中にこまめにチェックすることで、自然と燃費の良い運転方法が身についていきます。詳しくは、お手元の車両取扱説明書で「マルチインフォメーションディスプレイ」の項目を確認することをおすすめします。
実燃費を伸ばす運転のコツ・方法

プリウスの優れたカタログ燃費は、ハイブリッドシステムの特徴を理解した「エコドライブ」を実践することで、さらに実燃費として引き出すことができます。少し意識を変えるだけで、給油の回数が目に見えて減る可能性もあります。
プリウスの実燃費を向上させるエコドライブ術
- ゆるやかな発進を心がける (ふんわりアクセル)停止状態から急発進(急アクセル)をすると、エンジンがすぐに始動し、燃料と電力の両方を大量に消費します。アクセルをじわりと踏み込み、まずはモーターの力だけで静かに発進し、流れに乗ってからエンジンを始動させるイメージを持つと燃費が向上します。
- 回生ブレーキを最大限に活用するプリウスは減速時の運動エネルギーを電気に変えてバッテリーに充電する「回生ブレーキ」を備えています。このシステムを最大限に活用することが、燃費向上の最大のカギです。急ブレーキを踏むと、回生ブレーキの能力を超えてしまい、通常のブレーキ(摩擦ブレーキ)が作動してたんなる熱としてエネルギーを捨ててしまいます。先の信号が赤であることや、下り坂が見えたら、早めにアクセルを離し、ブレーキペダルを「浅く、長く」踏み続けることで、より多くの電力を効率よく回収できます。
- 一定速度での巡航を心がける (車間距離)最も燃費が悪化するのは「加速と減速の繰り返し」です。前の車との車間距離を十分にとることで、不要な加速や減速を減らせます。高速道路などでは、クルーズコントロール機能(装備車の場合)を使うのも有効です。
- エアコン(A/C)の使用を最適化する特に夏場の冷房(A/C)はコンプレッサーを動かすためにエネルギーを消費し、燃費に影響を与えます。設定温度を控えめに(例:25℃~26℃程度)にし、AUTOモードで効率よく運転させましょう。冬場の暖房は、エンジンの排熱を利用するため燃費への影響は冷房より少ないですが、エンジンが冷えている始動直後の暖房は、エンジンを余計に回す原因になります。
- タイヤの空気圧を適正に保つタイヤの空気圧が低いと、路面との転がり抵抗が増えて燃費が悪化します。これは見落としがちなポイントですが、燃費に与える影響は小さくありません。一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)も推奨しているように、ガソリンスタンドなどで月に一度は空気圧をチェックし、運転席ドアの開口部などに貼られている指定空気圧を保ちましょう。
- 不要な荷物は降ろす車の重量が重いほど、動かすためにより多くのエネルギーが必要です。日常的に使わないゴルフバッグやキャンプ道具などを積みっぱなしにせず、車体を軽く保つことも燃費向上につながります。
これらのコツは、一つひとつは小さなことですが、組み合わせて実践することで、カタログ燃費により近い数値、あるいはそれを超える燃費を達成することも夢ではありません。
何リッター入る?タンク容量

プリウスの燃料タンク容量は、航続距離を左右する重要なスペックですが、意外にも世代や特定のグレードによって異なります。
| モデル (世代) | 燃料タンク容量 | 備考 |
|---|---|---|
| 新型 (60系) | 40L ~ 43L | 1.8Lモデル(U,X)が43L、2.0Lモデル(Z,G)が43L、2.0Lプラグインハイブリッド(Z)が40Lです。 |
| 50系 (4代目) | 38L ~ 43L | 燃費スペシャルグレードの「E」のみ38L。その他のグレード(A, Sなど)は43Lです。 |
| 30系 (3代目) | 45L | 全グレード共通で45Lでした。 |
興味深いことに、新型になるにつれてタンク容量が小さくなる傾向が見られます。これは、燃費性能そのものが大幅に向上したため、タンク容量を小さくしても十分な航続距離を確保できるようになったこと、そしてタンクを小さくすることによる車体の軽量化や、設計の自由度を高める(例えばラゲッジスペースの確保など)狙いがあります。
満タンで何キロ走るか
| 世代別 満タン航続距離シミュレーション | ||
|---|---|---|
| モデル (世代) | 計算式 (タンク容量 × 実燃費) | 航続距離 (目安) |
| 新型 (60系 1.8L) | 43L × 28km/L | 約 1,204 km |
| 50系 (4代目) | 43L × 23km/L | 約 989 km |
| 30系 (3代目) | 45L × 20km/L | 約 900 km |
「ガソリン満タンで一体どこまで行けるのか」という航続距離は、上記の「タンク容量」と、あなたの「実燃費」を掛け合わせることで、おおよその目安を計算できます。
計算式: 航続距離 (km) = タンク容量 (L) × 実燃費 (km/L)
世代別に、現実的な実燃費を想定してシミュレーションしてみましょう。
例1:50系プリウス(タンク容量43L)で、実燃費がリッター23kmの場合
43 L × 23 km/L = 989 km
例2:新型プリウス 1.8Lモデル(タンク容量43L)で、実燃費がリッター28kmの場合
43 L × 28 km/L = 1,204 km
例3:30系プリウス(タンク容量45L)で、実燃費がリッター20kmの場合
45 L × 20 km/L = 900 km
理論上は、満タンでこれだけの距離を走行できる計算になります。もちろん、これはあくまで目安であり、高速道路を一定速度で走行すればさらに伸びる可能性がありますし、渋滞の多い市街地ばかりでは短くなります。
一般的に、プリウスはコンディションや運転方法が良ければ、満タンで800kmから1000km以上を一つの目安として走行できる、非常に高いポテンシャルを持っていると言えるでしょう。
1000円で何キロ走るのか?
| 1000円での走行距離シミュレーション | |
|---|---|
| 条件設定 | ガソリン価格:175円/L 実燃費:25km/L (50系プリウス想定) |
| 1. 給油できる量 | 1000円 ÷ 175円/L = 約 5.71 L |
| 2. 走行できる距離 | 5.71 L × 25 km/L = 約 142.8 km |
「1000円でどれくらいの距離を走れるか」は、日々のガソリン価格とあなたのプリウスの実燃費によって決まる、非常に実用的な指標です。計算は簡単です。
1000円での走行距離の計算方法
- 1000円で給油できるガソリンの量 (L) を計算1000円 ÷ 1Lあたりのガソリン価格 (円)
- そのガソリン量で走れる距離 (km) を計算給油できる量 (L) × あなたの車の実燃費 (km/L)
シミュレーション
最近のガソリン価格の動向は、経済産業省 資源エネルギー庁の「石油製品価格調査」などで確認できます。仮にガソリン価格が1リットル175円、あなたのプリウス(50系)の実燃費がリッター25kmだった場合で計算してみましょう。
- 1000円 ÷ 175円/L = 約 5.71 L
- 5.71 L × 25 km/L = 約 142.8 km
この条件では、わずか1000円で約143kmも走行できる計算になります。これは東京から箱根あたりまで行けてしまう距離に相当します。ガソリン価格が安くなれば、あるいは新型プリウスで実燃費がさらに良ければ、走行できる距離はもっと伸びます。
少額給油の注意点
セルフスタンドなどで「1000円分」だけ給油した場合、給油量が少ないと(目安として5L~7L以下)、車の燃料計(メーター)が給油されたことを正しく認識できず、針が動かない(航続可能距離の表示が更新されない)場合があります。これは故障ではありませんが、燃料の残量管理には注意が必要です。
アクアとの燃費比較
| プリウス vs アクア 燃費比較 (WLTCモード・2WD) | ||
|---|---|---|
| 車種 | カタログ燃費 (最良値) | 特徴 |
| 新型プリウス (1.8L) | 32.6 km/L | 車格が上で快適性が高い |
| アクア (現行型) | 35.8 km/L | コンパクトで燃費最優先 |
プリウスの比較対象としてまず挙げられるのが、同じトヨタのハイブリッド・コンパクトカー「アクア」です。アクアはプリウスよりも一回り小さいボディサイズを活かし、特に市街地走行での燃費性能に優れています。
現行モデル(2021年~)のアクアのカタログ燃費(WLTCモード)は、グレードによりますがリッター30.0km~35.8kmです。特に「B」グレードの35.8km/Lは、ヤリスに迫るトップクラスの数値です。
新型プリウスの1.8Lモデル(32.6km/L)と比較すると、アクアの最良グレードが上回っています。しかし、プリウスは車格が一つ上であり、ボディサイズが大きく室内空間にも余裕があります。そのため、高速道路での安定性や長距離移動時の快適性、静粛性ではプリウスに分があります。
主に街乗りメインで、取り回しの良さと燃費を最優先するならアクア、長距離の移動も多く、快適性や積載性も重視するならプリウス、という棲み分けになるでしょう。
ヤリスとの燃費比較
| プリウス vs ヤリス 燃費比較 (WLTCモード・2WD) | ||
|---|---|---|
| 車種 | カタログ燃費 (最良値) | 特徴 |
| 新型プリウス (1.8L) | 32.6 km/L | 車格が上で快適性が高い |
| ヤリス (ハイブリッド) | 36.0 km/L | 軽量・コンパクトで国内トップクラスの燃費 |
現在、トヨタのラインアップ、ひいては日本国内のガソリン車(ハイブリッド含む)の中で、最も優れた燃費性能を持つ車が「ヤリス」です。ヤリスはアクアよりもさらに新しい設計のGA-Bプラットフォームを使用しています。
ヤリスのハイブリッドモデル(1.5L・2WD)の燃費は、WLTCモードでリッター35.4km~36.0kmに達します。(出典:トヨタ自動車公式サイト ヤリス主要諸元表)
この数値は、新型プリウスの1.8Lモデル(リッター32.6km)と比較しても明確に上回っています。これは、ヤリスがプリウスよりも大幅に車体が軽く(約200kg以上軽い)、コンパクトな設計に特化しているためです。
燃費性能を最優先するならばヤリスは非常に有力な選択肢です。ただし、プリウスが持つ後部座席の居住性、荷室の広さ、内外装の質感、長距離運転時の快適性といった「ミドルサイズカー」としての価値は、ヤリスにはない大きな魅力です。どちらの価値を重視するかで選択がはっきりと分かれるでしょう。
カローラとの燃費比較
| プリウス vs カローラ 燃費比較 (WLTCモード・1.8L HV・2WD) | ||
|---|---|---|
| 車種 | カタログ燃費 (最良値) | 特徴 |
| 新型プリウス | 32.6 km/L | ハイブリッド専用設計で空力性能が優秀 |
| カローラスポーツ | 30.0 km/L | 多様なボディタイプを選べる |
プリウスと同じCセグメント(同等の車格)に属する直接的なライバルとして、カローラシリーズ(特にカローラスポーツやカローラツーリング)のハイブリッドモデルが存在します。
カローラシリーズのハイブリッドモデル(1.8L・2WD)の燃費は、WLTCモードで以下のようになっています。
- カローラスポーツ (ハイブリッド): 27.2km/L ~ 30.0km/L
- カローラツーリング (ハイブリッド): 27.3km/L ~ 29.5km/L
- カローラ (セダン・ハイブリッド): 27.3km/L ~ 30.2km/L
これらの数値を新型プリウスの1.8Lモデル(リッター32.6km)と比較すると、全てのタイプでプリウスの方が燃費性能で優れていることが明確です。プリウスは世界初の量産ハイブリッド「専用設計車」として、空力性能の徹底的な追求(低い車高や滑らかなボディライン)など、燃費を最優先にした設計がされているため、同じハイブリッドシステムを搭載していてもこの差が生まれています。
一方で、カローラにはプリウスにはない多様なボディタイプ(スポーティなハッチバック、積載性に優れるステーションワゴン、王道のセダン)が選べるという、非常に大きなメリットがあります。燃費性能のプリウスか、スタイルのカローラか、という比較になるでしょう。
「プリウスはリッター何キロ走る?世代別燃費・他車比較・燃費向上方法」のまとめ
この記事では、プリウスの「リッター何キロ」という根本的な疑問について、新型から旧型までの世代別燃費、実用性、そしてライバル車種との比較まで、幅広く解説しました。プリウスは世代を重ねるごとに、その時代の最先端を行く燃費性能と実用性を両立させてきた車です。
- 新型プリウス(60系)の燃費は1.8Lモデルでリッター32.6km(WLTC)
- 新型の2.0Lモデルはリッター28.6km(WLTC)で走行性能とバランス
- 50系プリウスのカタログ燃費はリッター27.2km~32.1km(WLTC)
- 50系の実燃費目安はリッター23km~25km前後と今でも高水準
- 30系プリウスの実燃費目安はリッター20km前後で中古車でも経済的
- 燃費はメーターの「マルチインフォメーションディスプレイ」で確認可能
- 「瞬間燃費」「平均燃費」「エネルギーモニター」などの機能を活用する
- 実燃費を伸ばす最大のコツは「ゆるやかな発進」
- そして「回生ブレーキの活用(早め・長めのブレーキ)」が重要
- エアコン(A/C)の使用やタイヤ空気圧の管理も実燃費に影響する
- タンク容量は新型(40-43L)、50系(38-43L)、30系(45L)と世代で異なる
- 満タン航続距離の目安は実燃費から計算でき、800km~1000km以上が期待できる
- 1000円で走れる距離は「(1000円 ÷ ガソリン価格) × 実燃費」で計算可能
- ヤリスハイブリッド(~36.0km/L)はプリウスより燃費性能で勝る
- カローラスポーツハイブリッド(~30.0km/L)はプリウスより燃費が抑えめ






