RAV4の評価は辛口？5つの理由と後悔しない選び方

rav4の評価は辛口なのか？価格の高さやサイズ、ガソリン車のパワー不足などが理由ですが、この記事を読めば辛口評価の真相と対策、後悔しない選び方が分かります。

人気車種でありながら、買って後悔したという声や、乗り心地 悪い、あるいは運転がつまらないといったネガティブな評判も目にすることがあります。

特に、ガソリンモデルとハイブリッドのE-Fourでは走りにどのような違いがあるのか、実際のメリット デメリット 比較は気になるところです。また、乗ってる人イメージや、乗ってる人 年収がどのくらいなのかも、購入を判断する上で重要な要素でしょう。

この記事では、そうした辛口な評価の実態を分析し、RAV4の購入で後悔しないための注意点 選び方を詳しく解説します。

RAV4の評価が辛口になるポイント

RAV4の辛口評価

トヨタ新型RAV4は、そのワイルドで力強いエクステリアデザインや、TNGAプラットフォームがもたらす優れた走行性能で、全体としては非常に高い評価を得ているSUVです。しかし、多くのユーザーがいるからこそ、インターネット上の口コミやレビューを詳細に調査すると、一部で手厳しい「辛口評価」が見られるのも事実です。

具体的に指摘されがちなのは、以下のような点です。

• 「市街地での燃費が思ったより悪い」（特にガソリン車）
• 「内装の質感が価格の割に低い」
• 「スピードメーターがデジタル表示で見にくい」
• 「上級グレードの価格設定が非常に高い」

特に価格面での不満は目立ちます。例えば、ハイブリッドの最上級グレードに、人気のオプションやエアロパーツを追加していくと、乗り出し価格が500万円近くになるケースも珍しくありません。

買って後悔した人の不満点

RAV4を購入した後に「買って後悔した」と感じる点として、いくつかの共通した不満が挙げられています。購入後のミスマッチを防ぐためにも、これらのポイントを事前に把握しておくことが重要です。

最も多く聞かれるのは、やはり「ボディサイズに関する問題」です。RAV4の全幅は、トヨタ公式サイトの主要諸元表によると1,855mmから1,865mmあります。これは同クラスのライバル車（例：日産エクストレイルやスバルフォレスター）と比較しても大きめの数値です。

この堂々としたサイズ感がRAV4の魅力でもあるのですが、日本の都市部や住宅街の狭い道、古い商業施設の駐車場などでは、その取り回しに想像以上に苦労するという意見が少なくありません。運転にあまり慣れていない方や、コンパクトな車から乗り換えた方は、予想以上の大きさに戸惑う可能性があります。

他にも、次項で詳しく触れる「ガソリン車の加速性能」への不満や、価格に対する「内装のプラスチッキーな質感」、そして「上級グレードのコストパフォーマンス」に対して、購入後に不満を感じるケースが報告されています。

ガソリンの評価：加速はパワー不足か

RAV4の2.0Lガソリン車は、最高出力171馬力を発揮する「M20A-FKS」エンジンを搭載しています。これはレクサスUXなどにも採用されている評価の高いエンジンで、市街地走行や平坦な道での巡航では、必要十分なパワーとスムーズな加速感を提供してくれます。

しかし、一部のユーザーからは「加速がパワー不足だ」という辛口な評価も寄せられています。特に不満が出やすいのは、以下のようなシチュエーションです。

• 高速道路の合流や追い越し車線に出る際の瞬発力
• 山道などの長い登り坂
• 家族4人乗車＋荷物満載時の発進

RAV4は車両重量が1.5tを超えるため、こうした負荷がかかる場面では、エンジンの回転数が上がり「ブオーーーン」というエンジン音が車内に響きがちです。「エンジン音の割に進まない」と感じることが、パワー不足という評価につながっているようです。

E-Fourの評価：ハイブリッドの走り

ハイブリッドモデルに設定されている電気式4WDシステム「E-Four」は、ガソリン車とは全く異なる、力強い走りの特性を持っています。2.5Lエンジンと高出力モーターを組み合わせ、システム最高出力は222ps（4WD車）に達します。

このパワフルなシステムにより、走り出しはモーターの力で非常にスムーズかつ圧倒的に静かです。アクセルを踏み込むと、特に強化された後輪モーターのトルクが瞬時に立ち上がり、まるで後ろから力強く押されるような鋭い加速感を味わえます。高速道路での合流や追い越しでも、ガソリン車で感じられたようなパワー不足やストレスを感じることはまずないでしょう。

一方で、試乗レポートやオーナーの口コミの中には、コーナリング性能に対する辛口な評価も存在します。その主な理由は「車両重量」です。

なぜ「乗り心地が悪い」と感じるか

RAV4の乗り心地に関しては、TNGAプラットフォームの恩恵による高いボディ剛性と静粛性により、「しっとりしている」「長距離でも疲れにくい」といった良い評価が数多く見られます。しかし、その一方で一部のユーザーからは「乗り心地が悪い」「ゴツゴツする」という辛口な意見も出ています。

この評価の差が生まれる最大の理由は、選択するグレードと「タイヤサイズ」にあると考えられます。

例えば、オフロードスタイルで人気の「Adventure」グレードには、標準で19インチの大径タイヤが装着されています。見た目の迫力は抜群ですが、タイヤの厚み（扁平率）は薄くなります。そのため、17インチや18インチのタイヤを装着する他のグレードと比較して、路面の細かな凹凸やマンホール、段差を乗り越える際のショックや突き上げをダイレクトに車内へ伝えやすい傾向があります。

また、前述の通りハイブリッド車はガソリン車よりも重量があるため、同じ段差を超えた際のサスペンションの揺れの収まりが異なって感じられることがあります。「足元がバタつく」といった表現もされており、この重さからくる独特の揺れを「乗り心地が悪い」と感じる人もいるようです。

運転が「つまらない」と言われる訳

「RAV4は運転がつまらない」という評価は、データベース内の口コミで直接的に見当たるものではありませんでした。むしろ、ガソリン車はその軽快さから「運転がしやすい」と評価されており、ハイブリッド車は「パワフルで楽」という側面が強いです。

ただ、もし一部のドライバーが「つまらない」と感じるとすれば、それはRAV4の持つ特性と、ドライバーが求める「楽しさ」の間にミスマッチがあるからかもしれません。

第一の要因として、ガソリン車に採用されているトランスミッション「Direct Shift-CVT」のフィーリングが考えられます。このCVTは発進用にギヤを組み込むことでダイレクト感を高めていますが、それでもAT（オートマチック）の小気味よい変速感を好むドライバーからは、「加速感が滑っているようで苦手」という意見が出ることがあります。

第二に、ハイブリッド車（E-Four）の特性です。そのシステムは非常に効率的で、静かでスムーズですが、これは裏を返せば「効率最優先」のセッティングです。エンジン音や変速ショックを感じながら車を操る「人馬一体感」やスポーティーな運転の楽しさを求める層には、物足りなく映る可能性があります。試乗レポートで指摘された「コーナリングがイマイチ」という点も、スポーティーな走りを期待して乗ると「つまらない」という評価につながるのかもしれません。

rav4の評価は辛口なのを踏まえた購入ガイド

辛口評価が生まれる理由の分析

RAV4に寄せられる一部の辛口な評価は、単なる欠点というよりも、RAV4の持つ「キャラクター」と「市場での立ち位置」から生まれていると言えます。これらを理解することは、購入後のミスマッチを防ぐ上で非常に重要です。

1. ハリアーとも比較される価格設定

前述の通り、RAV4は上級グレードの価格設定が非常に高い点が指摘されます。特にハイブリッドGやPHEVモデルは、オプションを含めると500万円を超えることも珍しくありません。この価格帯になると、同じトヨタでプレミアムSUVの地位を確立している「ハリアー」と直接競合します。その結果、「ハリアーと比べて内装の質感が低い」「樹脂パーツが多くて安っぽい」といった、コストパフォーマンスに対する厳しい目が向けられやすくなります。

2. グローバルモデルゆえの大きな車体サイズ

RAV4は、特に北米市場で絶大な人気を誇るグローバル戦略車です。実際、RAV4は長年にわたり米国で最も売れているSUVの一つとして知られています。この北米市場をメインターゲットにしているため、全幅1,855mm超という堂々としたボディサイズが与えられています。このサイズ感が日本国内、特に都市部の狭い道路や駐車場では明らかなデメリットとなり、「取り回しが悪い」「買って後悔した」という直接的な辛口評価につながっています。

3. 人気装備とグレードの制約

RAV4はグレードごとに明確な個性を持たせていますが、それが逆に不満の原因となることもあります。「ワイルドなデザインの『Adventure』グレードが一番好みだが、燃費の良いハイブリッドでは選べない」「快適装備のシートベンチレーション（座面から空気がでる機能）が『G”Z package”』や『Adventure』にしか設定されていない」など、ユーザーが望むデザインとパワートレイン、装備の組み合わせが実現できないラインナップの制約も、辛口評価の一因となっています。

メリットとデメリットの比較と実用性

RAV4の購入を最終決定する際は、ここまで見てきた辛口な評価（デメリット）と、それを上回るメリットや実用性を冷静に天秤にかける必要があります。

RAV4の最大の強みであり、多くのユーザーに選ばれている理由は、その圧倒的な「実用性」、特にクラストップレベルの「収納力」にあります。トヨタ公式サイトのユーティリティページによると、後部座席を使用した状態でも、荷室容量は580L（デッキボード下段時）という大容量を確保しています。これは、9.5インチのゴルフバッグを4個積載できる広さであり、荷物が多くなりがちなキャンプやアウトドアレジャー、家族旅行といったシーンで絶大な威力を発揮します。

また、広い室内空間も大きなメリットです。TNGAプラットフォームの採用により、前後乗員間距離も広く確保されており、後席の足元スペースにも十分な余裕があります。長距離ドライブでも同乗者がゆったりと快適に過ごせる点は、ファミリー層にとって重要なポイントです。

以下に、RAV4の主なメリットとデメリット（辛口評価）を表にまとめます。

「ガソリンで十分」と言われる根拠

RAV4の購入者の中には、高価なハイブリッドモデルを選ばず、「ガソリンで十分」と判断する人も少なくありません。この判断には、燃費性能以外の面も含めた、いくつかの明確な根拠があります。

圧倒的な初期費用の安さ

最も大きな理由は「車両価格の差」です。例えば、人気装備が揃った4WDの「G」グレードで比較すると、ガソリン車（約367万円）とハイブリッド車（約430万円）では、約63万円もの価格差があります。この差額を、ハイブリッドの燃費の良さだけで取り戻すには、かなりの長距離を走行する必要があります。走行距離がそれほど多くないユーザーにとっては、この初期費用の差は非常に大きく、「ガソリンで十分」と判断する最大の理由となります。

ガソリン車ならではの「走りの魅力」

試乗レポートでも評価されている通り、ガソリン車には「軽快で運転がしやすい」というハイブリッド車にはないメリットがあります。車重が軽い分、コーナリングも素直で、運転の楽しさを重視する層にはガソリン車が選ばれる傾向があります。さらに、ガソリン車の上位グレード「G”Z package”」や「Adventure」には、コーナリング性能を高める「ダイナミックトルクベクタリングAWD」という、ハイブリッド車には搭載されない高度な4WDシステムが採用されている点も、走りにこだわる層から支持される理由です。

実際の「乗ってる人のイメージ」

RAV4の購入を検討する際、周囲からどう見られるか、いわゆる「乗ってる人イメージ」を気にする方もいるでしょう。車は単なる移動手段ではなく、オーナーのライフスタイルを反映するアイテムでもあるからです。

データベースの情報によると、トヨタは当初RAV4のメインターゲットを30代から40代と想定していましたが、蓋を開けてみると、実際の購入者の約4割が20代から30代の若い世代でした。このデータからも、RAV4は「アクティブな若い世代に人気のSUV」というイメージが市場で確立されていることがわかります。

そのワイルドで無骨なデザインは、従来のSUVとは一線を画し、特にアウトドアやキャンプ、サーフィン、スノーボードなどを楽しむ活動的なライフスタイルを持つ人々に強く支持されています。また、スタイリッシュな側面も持ち合わせているため、無骨なデザインを好む女性ドライバーからの人気も高いことが報告されています。

「乗ってる人の年収」はどの層か

「RAV4に乗ってる人」の年収層については、その価格帯から一般的に「中～高収入層」が多いとされています。ベースグレードでも車両本体価格が約294万円からと、決して安い買い物ではないためです。

データベース上の口コミや市場の分析によれば、年収500万円以上のサラリーマンや専門職の方が、世帯のメインカーとして購入するケースが主な層となっているようです。中には、年収700万円や1,000万円といった層が、趣味のアウトドア用として現金一括で購入しているケースも見受けられます。

一方で、RAV4が「20代～30代の若い世代」にも人気であるという事実を考えると、異なる側面も見えてきます。例えば、国税庁が発表している「民間給与実態統計調査（令和4年分）」によると、20代後半男性の平均給与は約420万円、30代前半男性で約500万円です。この平均値からも、独身や共働き世帯であれば十分に購入が可能です。

購入の「注意点・選び方」の要点

RAV4に関する辛口な評価を踏まえ、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないための、選び方の要点を再確認します。

1. 使用用途とパワートレインは合っているか

最も重要なマッチングです。高速道路の利用が多い、あるいは力強い加速と高い燃費性能を両立させたいなら、初期費用が高くてもハイブリッド（E-Four）が適しています。逆に、主な用途が市街地走行で、初期費用を抑えたい、軽快な走りを楽しみたいという場合は、ガソリン車が「ガソリンで十分」という合理的な判断になります。

2. ボディサイズは許容範囲か

購入の「注意点」として最も多く挙げられるのがサイズ感です。必ず試乗を行い、自宅の駐車場（特に機械式駐車場の場合は全幅制限）や、よく通る狭い道で取り回しに問題がないかを実車で確認してください。運転に自信がない場合は、車を上から見たように周囲を確認できる「パノラミックビューモニター」が搭載できるグレード（Gグレード以上など）を選ぶことを強くおすすめします。

3. 乗り心地とタイヤインチの確認

デザインだけで19インチタイヤ（Adventureなど）を選んで後悔することがないよう、乗り心地の確認は必須です。可能であれば、18インチのGグレードと19インチのAdventureグレードを乗り比べ、路面の突き上げ感がご自身の許容範囲内かを確認してください。

4. グレード間の装備とデザインの制約

RAV4はグレード間の「縛り」が多めです。「Adventureのデザインが良いのにハイブリッドがない」「この快適装備（シートベンチレーション等）はこのグレードにしか付かない」といった制約を事前に把握し、ご自身の中で何を最優先にするか（デザインか、燃費か、快適装備か）の優先順位を明確にしておくことが、満足のいく選び方につながります。

rav4 評価 辛口 まとめ

• RAV4の辛口評価は主に価格、サイズ、特定の性能に集中する
• ハイブリッド上級グレードは乗り出し500万円近くなる場合がある
• 全幅が1,855mm超と大きく、日本の狭い道では扱いにくい
• ガソリン車は高速や登坂でのパワー不足を指摘されることがある
• E-Four（ハイブリッド）はパワフルだがコーナリングで重さを感じる
• 乗り心地が悪いと感じる原因は主に19インチタイヤの突き上げ
• ハイブリッド車は重量増による揺れを感じやすいとの声もある
• 運転が「つまらない」というよりCVTのフィーリングが苦手な人がいる
• 辛口評価は高い期待値や価格帯、他車との比較から生まれる
• メリットは580Lの大容量ラゲッジと広い室内空間
• ガソリン車は価格差と軽快な走りが魅力で「十分」と判断される
• 購入者は20代～30代が約4割とアクティブな層に人気
• 乗ってる人イメージは「タフ」「アウトドア」
• 乗ってる人 年収は500万円以上が中心だが300万円台の購入者もいる
• 選び方の注意点は「サイズ感の確認」と「タイヤインチ数の確認」