60プリウスのマイナーチェンジはいつ？2025年改良と3つの最新予測

60プリウスのマイナーチェンジはいつなのか？2025年7月に装備充実の一部改良が実施されました。この記事では今後の後期予測や「今買う」か「待つ」かの判断基準が明確になります。

「60プリウス マイナーチェンジ いつ」と検索している方は、2023年に登場した新型プリウスの最新情報が気になっていることでしょう。

2025年に早くも一部改良が行われましたが、デザインが大きく変わる後期がいつになるのか、また2026年や2027年にかけての動向、そして予想される変更点も知りたいところです。

購入タイミングを検討する上で、改良された現行モデルを今買うメリットとデメリット、逆に次の改良まで待つメリットとデメリットをしっかり比較したいと考えるのは当然のことです。

この記事では、実施された最新の改良内容を詳しく解説するとともに、歴代プリウスのマイナーチェンジ歴史を紐解きながら、次期モデルチェンジの動向、さらには将来的なフルモデルチェンジ予想まで、網羅的に情報をまとめます。

60プリウスのマイナーチェンジはいつ？最新改良を解説

60プリウスのマイナーチェンジはいつ？最新情報

「60プリウスのマイナーチェンジはいつ実施されるのか」という疑問について、まずは結論からお伝えします。トヨタは2025年7月1日に、現行60系プリウスの最初の一部改良を発表・発売しました。

2023年1月のフルモデルチェンジから約1年半という、比較的早いタイミングでのアップデートとなります。この背景には、常に製品を最新の状態に保ち商品力を向上させる、トヨタの「カイゼン（継続的改善）」思想があります。近年では、モデルライフの途中で装備や機能を細かくアップデートする「年次改良」スタイルが主流になっており、今回の改良もその一環と言えます。

ただし、今回の改良は、外観デザインの大幅な変更を伴うものではなく、主に装備の充実化や新しい特別仕様車の追加が中心です。このため、多くの方がイメージするような、フロントフェイスなどが刷新される本格的なマイナーチェンジ（通称「後期モデル」への変更）は、まだ先になる見込みです。ここでは、まず実施された最新の改良情報について詳しく触れていきます。

2025年7月実施の改良点を解説

2025年7月1日に実施された一部改良では、ユーザーからのフィードバックを反映し、利便性や満足度をさらに高めるための装備の充実が図られました。デザインの大きな変更はありませんが、中身は着実に進化しており、特に人気グレードの商品価値が大きく向上しています。

主な変更点は以下の通りです。

1. Zグレードの装備充実

最も大きな変更点は、最上級グレードである「Z」（HEVモデル・PHEVモデル共）の商品価値が大幅に向上したことです。これまでメーカーオプションとして設定されていた人気の高い装備が、標準で搭載されるようになりました。

これらの装備は従来、合計で10万円以上のオプション費用が必要だったため、Zグレードの価値は実質的に大きく向上したと言えます。

2. ETC2.0の標準装備化

これまでグレードによって設定が異なっていたETC2.0ユニット（VICS機能付）が、「X」グレードを除く全グレード（G, Z, U）で標準装備となりました。これにより、高速道路利用時の利便性が向上しています。

3. 特別仕様車「G”Night Shade”」の追加

PHEVモデルの「G」グレードをベースに、内外装を精悍なブラックで統一した特別仕様車「G”Night Shade”（ナイトシェード）」が新たに追加設定されました。（出典：トヨタ自動車株式会社）

専用の19インチアルミホイール（ブラック塗装）や、フロントグリル・リアガーニッシュのスモークメッキ加飾、ブラック塗装のエンブレムなどが特徴で、プリウスのスポーティな印象をさらに強めています。

4. 細かな外装の変更

目立ちにくい部分ですが、以下の変更も行われています。

• シャークフィンアンテナの色が全グレードでブラックに変更（従来はボディ同色）
• HEV（ハイブリッド車）のE-Four（4WD）モデルに装着されていた「E-Four」バッジの廃止

マイナーチェンジ 2025・2026年の動向

前述の通り、2025年7月に装備充実を中心とした一部改良が実施されたため、2025年中に再びデザイン変更を含むような大きな変更が行われる可能性は極めて低いと考えられます。

一方で、市場の関心はすでに2026年の動向に移っています。現行モデルの登場が2023年1月であったことから、モデルライフの約3年後にあたる2026年初頭から中盤にかけて、デザインの変更を含む本格的なマイナーチェンジ（後期モデルへの移行）が行われるのではないか、という見方が有力視されています。

また、多くのファンが待望している走行性能を高めたスポーツモデル「GRスポーツ」の追加も引き続き噂されています。先代の50系ではプリウスPHVにGRスポーツが設定された実績があることや、現行60系PHEVモデルが持つ高い動力性能（システム最高出力223PS）を考慮すると、このタイミングでの登場は十分に考えられます。一部の自動車情報サイトでは、このGRスポーツの登場が2025年末から2026年頃になるのではないかと予想されており、今後のトヨタの公式発表が待たれるところです。

マイナーチェンジ 2027年の予測は？

2027年まで視野を広げた場合、マイナーチェンジの予測はさらに不確かになります。もし市場の予測通り2026年に本格的なマイナーチェンジが実施された場合、その翌年である2027年に再び大きな改良が入る可能性は低いでしょう。

ただし、近年の自動車業界では、安全装備のアップデートや法規制への対応、コネクティッドサービスの機能向上などのために、毎年細かな改良（いわゆる「年次改良」）が行われるのが一般的です。2027年にも、そうした小規模な装備の見直しや、新しいボディカラーの追加、あるいはソフトウェアのアップデートといった変更が行われることは十分に考えられます。

一部のWEB上の意見やSNSでは「2027年頃にマイナーチェンジ」という声も見られますが、これらは2025年10月現在、メーカーからの発表や具体的な根拠に基づくものではなく、あくまで個人の予測の範囲内である点に留意が必要です。

「後期」はいつ登場する？

多くの方が最も関心を持つであろう、フロントフェイスやテールランプのデザインが刷新される、いわゆる「後期モデル」への本格的なマイナーチェンジはいつ頃になるのでしょうか。

繰り返しになりますが、2025年7月に行われたのは装備の充実を中心とした「一部改良」であり、外観の大きな変更はありませんでした。このため、デザインが一新される後期モデルの登場はまだ先となります。

今後のスケジュールを予測する上で最も参考になるのが、過去のモデルチェンジ周期です（詳しくは次のH2見出しで解説します）。歴代プリウスは、デビューから約2年半～3年後にデザイン変更を伴う大規模な改良を実施してきました。

この歴史的なパターンを現行モデル（2023年1月デビュー）に当てはめると、本格的な後期モデルが登場するタイミングは、デビューからちょうど3年後にあたる2026年の初頭から前半にかけて、という予測が最も有力です。これはあくまで過去の傾向に基づく予測であり、トヨタからの正式な発表を待つ必要がありますが、一つの目安となるでしょう。

60プリウスのマイナーチェンジはいつ？今後の予測

次回新型マイナーチェンジ予想と変更点

2025年7月の一部改良を経て、今後実施されると予想される次回の本格的なマイナーチェンジ（後期モデル化）では、どのような変更点が考えられるでしょうか。現時点で市場や自動車メディアによって予想されている主な変更点をまとめます。

歴代プリウスのマイナーチェンジの歴史と周期

今後のマイナーチェンジ時期を予測する上で、歴代プリウスが歩んできたモデルチェンジの歴史と周期は非常に重要な参考資料となります。過去のモデルがどのタイミングで改良されてきたかを見てみましょう。

このように、過去のプリウスはデビューから約2年半から3年後という比較的安定した周期で、デザイン変更を伴う本格的なマイナーチェンジを実施してきました。

特に記憶に新しいのは先代の4代目（50系）モデルです。前期型の個性的なデザイン（特にヘッドライトやテールランプの形状）は市場で賛否両論を巻き起こしましたが、デビューからちょうど3年後となる2018年12月に、内外装をより洗練された万人受けするスタイルへと大幅に変更する「ビッグマイナーチェンジ」を行いました。この変更は市場に好意的に受け入れられ、販売台数を回復させました。

この「3年周期」という前例は、5代目プリウスの未来を占う上で、極めて重要な指標となります。この周期を現行の5代目モデル（2023年1月デビュー）に当てはめると、本格的なマイナーチェンジ（後期モデル化）は2026年1月頃が妥当な時期として予測されます。2025年7月の一部改良は、この本格改良へ向けた第一弾のアップデートと考えることもできるでしょう。

今回のマイナーチェンジモデルを今買う メリット デメリット

2025年7月に改良された最新モデルを「今買う」ことには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。購入タイミングを判断するための材料として、両面から具体的に整理します。

メリット

1. 充実した装備（特にZグレード）

最大のメリットは、やはり装備の充実です。特に最上級のZグレードにおいて、12.3インチの大型ディスプレイオーディオPlusやデジタルインナーミラー、前後方ドライブレコーダーといった、これまで高額なメーカーオプションだった人気の高い機能が標準装備化された点は非常に大きいです。オプション選択の悩みや追加費用がなくなり、購入時の満足度が非常に高くなっています。

2. 納期の安定化傾向

2023年のデビュー当初は、人気が集中し納期が1年以上とも言われる深刻な納期遅延が発生していました。しかし、トヨタの増産体制により生産が軌道に乗り、納期は大幅に改善されています。トヨタの公式サイトが公表している「工場出荷時期目処のご案内」によれば、2025年10月時点でのプリウスの工場出荷時期の目処は「4ヶ月程度」とアナウンスされています。もちろん、選択するグレードや仕様によっては変動しますが、以前よりは格段に入手しやすくなりました。

デメリット

1. 価格の上昇

装備が充実した反面、車両本体価格は上昇しています。特に恩恵の大きいZグレード（HEV・2WD）は約17万円の値上がりとなっており、改良前の価格を知っている場合や、標準化された装備が不要な方にとっては、割高に感じる可能性があります。

2. 近い将来に後期モデルが登場する可能性

前述の通り、過去の周期から予測すると2026年にも本格的なマイナーチェンジ（後期モデル）が登場する可能性が残っています。もしデザインの変更や安全装備のさらなる進化を重視する場合、「購入したばかりなのに型落ちになってしまった」と感じるリスクがあります。デザインの鮮度を重視する方にとっては、これが最大の懸念点となるでしょう。

次の改良を待つ メリット デメリット

一方で、2025年7月の改良モデルを見送り、次の本格的なマイナーチェンジ（後期モデル）が実施されるまで「待つ」という選択肢にも、メリットとデメリットが存在します。

メリット

1. 洗練された後期デザインの享受

もし2026年に後期モデルでデザインが変更されれば、より洗練された、あるいはリフレッシュされた最新の外観を手に入れることができます。「最新型であること」に価値を感じる場合、購入後の満足感をより長く維持できる可能性が高いです。

2. 最新の安全・快適装備の搭載

マイナーチェンジでは、トヨタセーフティセンスの機能向上や、インフォテインメントシステムの刷新など、中身もアップデートされるのが通例です。より高性能で快適な、熟成されたモデルを期待できます。

3. 「GRスポーツ」選択の可能性

もし本格改良のタイミングで「GRスポーツ」が追加設定されれば、標準モデルにはないスポーティな走りやデザインを選ぶことができます。このモデルの登場に強く期待する場合は、待つ価値は十分にあると言えます。

デメリット

1. 時期が不透明で、さらに高額になる可能性

最大のデメリットは、後期モデルが「いつ」「いくらで」登場するかが公式には発表されておらず、不透明な点です。また、装備の進化や近年の物価高騰を反映し、2025年7月の改良時よりもさらに車両価格が上昇する可能性が非常に高いです。

2. 購入タイミングの逸失

「待つ」と決めた場合、当然ながら納車はさらに先送りされます。現在の車の車検が切れてしまう、生活環境の変化（転勤や家族構成の変化）で車がすぐに必要になるなど、ご自身にとって最適な購入タイミングを逃してしまうリスクも考慮する必要があります。

次期モデルチェンジはいつ？

ここで改めて、「次期モデルチェンジ」がいつになるのかを整理しておきましょう。「モデルチェンジ」という言葉は、文脈によって2つの意味で使われるため、分けて考える必要があります。

1. 次回の「マイナーチェンジ」（後期モデル化）

これは、現行の5代目（60系）モデルのままで、デザインや装備を大幅に改良すること（特に後期型への移行）を指します。前述の通り、歴代モデルの周期（約3年）から予測すると、2026年の初頭から前半にかけて実施される可能性が最も高い時期と見られています。

2. 次回の「フルモデルチェンジ」（6代目へ）

これは、プラットフォームやボディを含め、車両を根本から全て作り変え、次の世代（6代目）へと移行することを指します。これはマイナーチェンジよりもはるかに先の話になります。フルモデルチェンジについては、この次の見出しで詳しく解説します。

6代目フルモデルチェンジ 予想

現行の5代目（60系）プリウスの、さらに次となる「6代目」へのフルモデルチェンジは、一体いつ頃になると予想されるのでしょうか。

この予測にも、歴代プリウスのフルモデルチェンジのサイクルが参考になります。過去のプリウスは、概ね6年から8年ごと（平均約6年半）にフルモデルチェンジを行ってきました。

4代目から5代目へのモデルライフが約7年とやや長くなった背景には、TNGAプラットフォームの熟成や、第5世代ハイブリッドシステムの開発などがあったと推測されます。

この傾向を現行の5代目（2023年1月デビュー）に当てはめると、次期6代目の登場は、およそ6年半～7年後となる2029年後半から2030年前半頃になると予測するのが妥当でしょう。

もちろん、これは過去のパターンからの推測に過ぎません。近年は、各国の環境規制の強化や、次世代バッテリーの開発スピードなど、電動化技術の進歩が非常に速いため、このスケジュールが大きく変動する可能性もあります。

「60プリウスのマイナーチェンジはいつ？2025年改良と3つの最新予測」のまとめ

60プリウスのマイナーチェンジがいつ実施されるのか、その最新情報と今後の予測について、詳細に解説してきました。最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。

• 60プリウスの最初の改良は2025年7月1日に実施された
• これは外観の大きな変更を伴わない「一部改良」である
• 主な変更点は装備の充実と特別仕様車の追加
• Zグレードでは12.3インチナビやドラレコが標準装備化された
• PHEV Gベースの特別仕様車「ナイトシェード」が登場
• 装備充実と同時に車両価格も改定（値上げ）されている
• デザインが変わる「後期モデル」への変更は2025年時点では未実施
• 歴代の周期（約3年）から後期モデルは2026年初頭と予測される
• 次回の改良ではGRスポーツの追加も噂されている
• 最新の安全装備（TSS）の進化も期待される
• 2025年改良モデルはZグレードの装備充実にメリットがある
• 一方で後期モデル登場による「型落ち」のリスクがデメリット
• 後期モデルを待つメリットは最新デザインや性能の享受
• 待つデメリットは時期の不透明さと更なる価格上昇の可能性
• 次期6代目へのフルモデルチェンジは2030年前後と予想される