トヨタライズの内装はダサい？具体的な理由と後悔しない判断ポイント

トヨタ ライズの内装ダサいという評価は、主に素材の安っぽさと赤アクセントのデザインが原因です。この記事は、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔したくないあなたへ、その「ダサさ」が許容範囲か、カスタムで解決できるかを徹底解説します。

こんにちは。CAR LIFE LABO（カーライフラボ）、運営者の「亮太」です。

トヨタ ライズ、本当に大人気の車ですよね。2019年の発売以来、常に販売台数ランキングの上位に食い込む大ヒットモデルです。5ナンバーサイズとは思えない堂々としたSUVスタイルで、価格も魅力的。街で見かけない日はないくらいです。

でも、いざ購入を検討しようと調べ始めると、「トヨタ ライズ 内装ダサい」とか「安っぽい」といった手厳しいキーワードが目に入ってきませんか？

外観はすごく気に入っているのに、毎日触れる内装がこれでは…と不安になりますよね。特に、同門のヤリスクロスとの内装比較で後悔したくないとか、特徴的な内装の赤アクセントがちょっと…と感じている人もいるかもしれません。グレード（Z、G、X）による違いはどれくらいあるのか、もし安っぽくてもカスタムで何とかなるのか。中には「貧乏人」だとか「男が乗るとダサい」なんていう、ちょっと失礼な関連ワードまで出てくる始末です。

この記事では、そうしたライズの内装に対するあらゆる疑問や不安を解消するために、オーナーのリアルな口コミや様々な情報を徹底的にリサーチし、ライズの内装の真相について、私なりの視点で徹底的に掘り下げていきます。購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、ぜひ最後までお付き合いください。

トヨタ ライズの内装がダサい評価の真相

ライズの内装が「ダサい」や「安っぽい」と言われてしまう背景には、いくつかの明確で具体的な理由が隠されているようです。それは単なる個人の感想というよりも、車の設計思想やコスト配分に起因する、構造的な問題とも言えるかもしれません。まずは、多くの人が指摘するポイントを一つずつ詳しく見ていきましょう。

批判の核心：プラスチックで安っぽい

ライズの内装について、最も多く、そして最も強く聞かれる不満。それは、「プラスチック感が強くて安っぽい」という点に尽きるかなと思います。

実際に運転席に座ってみると、目の前に広がるダッシュボード（インパネ）や、頻繁に触れることになるドアトリム（ドアの内張り）、センターコンソールなど、内装の大部分がシボ（梨地模様）加工された硬質プラスチック、いわゆる「ハードプラ」で構成されています。

もちろん、これは最上位グレードの「Z」を選んでも、残念ながら基本的な素材は変わりません。上位グレードだからといって、ダッシュボードがソフトパッドになる、といったことはないんですね。

特に批判の的になりやすいのがドアトリムで、肘置き（アームレスト）の部分まで硬いプラスチックなんです。長距離運転で肘を置くとカチカチして痛い、という声もあるほど。触れるたびに「カチカチ」「コツコツ」とした硬い感触が伝わってきて、ここで「ああ、安い車なんだな」と直感的に感じてしまう人が多いようです。

もちろん、「この価格帯（100万円台〜）なら妥当」「汚れてもサッと拭けて掃除がしやすくて実用的」という擁護の意見もたくさんあります。しかし、外観の立派さから期待する内装の「質感」とのギャップが大きいために、このプラスチック感が最大の不満点として挙げられてしまうんだと思います。

デザインの古さや野暮ったさ

素材の次に指摘されるのが、デザインそのものについてです。「ダサい」という言葉には、このデザイン面への不満も色濃く反映されています。

ライズのダッシュボードは、運転席中心に設計されていて、スイッチ類も操作しやすい位置にまとめられています。視認性や操作性といった「機能面」はとても良いと思います。機能的で実用的、まさにトヨタ車らしい堅実なデザインですね。

ただ、悪く言えば「事務的」とも言えます。近年のトレンドである、水平基調で広がりを感じさせる「先進性」や、所有欲を満たすようなデザイン的な「遊び心」は少し希薄かもしれません。

また、最上位グレード「Z」に採用されている7インチのTFTカラー液晶デジタルメーター。これもスペックだけ聞けば先進的に見えるんですが、表示されるグラフィックデザイン（GUI）に対して、「一昔前のゲーム画面みたい」「フォントが安っぽい」といった、意匠（デザイン）の古さやチープさを指摘する声がゼロではありません。

「先進的な装備」であるはずのデジタルメーターが、そのデザインのせいで逆に「安っぽさ」を感じさせてしまうのは、非常にもったいないポイントかなと思います。

素材の安っぽさを、洗練されたデザインの力でカバーしきれていない…むしろ、デザインが少し野暮ったく見えることで、余計に素材の安っぽさが強調されてしまっている、という側面もあるのかもしれませんね。

内装の赤アクセントがダサい？

これは、ライズの内装の「好き嫌い」が最もハッキリ分かれる、最大の問題点かもしれません。

GグレードとZグレードでは、エアコン吹き出し口のリング、センターコンソールのサイド部分、そしてシートの縁取り（パイピング）などに、鮮やかな「赤色」がアクセントとして多用されています。（※出典：トヨタ ライズ | グレード・価格 | トヨタ自動車WEBサイト）

これは、兄弟車であるダイハツ・ロッキー（主にシルバーやガンメタの加飾）との差別化を図り、「アクティブでスポーティな印象」を与えるためのトヨタ側の意図的な演出です。

ただ、この「赤色」が、一部のユーザー層（特に落ち着いた雰囲気を好む層や、中高年の男性など）からは…

• 「ちょっと子供っぽい」
• 「派手すぎてダサい。目がチカチカして落ち着かない」
• 「素材の安っぽさを、安易な『色』でごまかしているように見える」

と、かえって安っぽさを強調する要因として、非常にネガティブに捉えられてしまっているんです。

上質な素材（例えば、本物のカーボンやアルミニウム）を使わずに「スポーティさ」を表現しようとした結果、プラスチックに赤色を塗るという最も安価な手法に頼ってしまった。その「安直さ」が透けて見えることが、「ダサい」と感じさせてしまう最大の理由かもしれません。

この「赤色」への強い拒否反応こそが、「トヨタ ライズ 内装 赤 消す」という、メーカーのデザインを真っ向から否定するような具体的なカスタムのニーズに直結しているんだと思います。

ヤリスクロスとの内装比較で後悔

ライズの内装が「安っぽい」と言われる最大の要因、それはおそらく「宿敵ヤリスクロスとの比較」です。

同じトヨタのコンパクトSUVで、価格帯も近いこの2台。購入時に迷う人が最も多いライバルですが、内装の質感に関しては、残念ながらヤリスクロスが明確に上回っています。

この「人間の肌が頻繁に触れる部分の素材の差」は、乗り比べると一目瞭然です。ヤリスクロスの内装を見た後だと、ライズの内装はどうしても「格下」に見えてしまいます。

実際に両方のディーラーをハシゴして実車を見比べた結果、「あと数万円高くても、毎日の満足感を考えてヤリスクロスにすれば良かった…」と購入後に「後悔」しているというオーナーさんの声も、実際に存在します。この2台を比較検討している方は、ライズの総合評価だけでなく、ヤリスクロスとの内装の違いも詳しくチェックしてみることをお勧めします。

さらに言えば、価格帯が少し上になるホンダ・ヴェゼルは、「クラスレスな高級感」をテーマにしており、デザイン・素材ともにライズを圧倒しています。ライバル車たちの内装の質感がどんどん上がっている中で、ライズの「コストカット感」が余計に目立ってしまっているんですね。

・関連記事｜内装だけでなく、乗り心地や安全性、装備面などライズが「ダメ」と言われる総合的なデメリットと後悔しないための判断基準は、トヨタ ライズはダメ？後悔しないための4つの判断基準と評価で詳しく解説しています。

内装のグレード（Z・G・X）の違い

「それなら、一番高いZグレードを選べば安っぽくないんでしょ？」と思うかもしれませんが、残念ながらそう単純な話でもないんです。ここがライズ選びの難しいところで、グレードによる違いを正確に理解しておく必要があります。

各グレードの内装の主な違いを整理してみましょう。

• Xグレード（廉価グレード）最もベーシックなグレードです。内装は黒一色で、赤アクセントはありません。ステアリングやシフトノブもウレタン製。まさに「ビジネス（商用）ライク」な仕様で、最も「安っぽさ」が目立つグレードと言えます。割り切ってカスタムベースにするならアリかもしれません。
• Gグレード（中間グレード）このグレードから、ステアリングとシフトノブが「本革巻き」にアップグレードされます。これは毎日触れる部分だけに、触覚的な満足度を大きく向上させてくれる重要なポイントです。一方で、賛否の分かれる「赤色アクセント」がこのグレードから追加されます。
• Zグレード（最上位グレード）Gグレードの装備に加え、メーターが「TFTフルデジタルメーター」になり、シートも赤パイピング付きの上級ファブリックになります。また、アームレストが追加される（※Gはオプション）など、快適装備が充実します。

結論として、最上位のZグレードを選んでも、内装の「安っぽさ」の根本原因は解決しません。

なぜなら、グレードアップによって豪華になるのは「装備（メーター）」や「一部の触れる部分（ステアリング、シート生地）」だけであり、内装の基盤となるダッシュボードやドアトリムの「硬質プラスチック」という素材は、X, G, Zの全グレードで共通だからです。

Zグレードは「装備が豪華」になるだけで、「素材の質感」が上がるわけではない。この構造的な問題を理解しておく必要がありますね。

兄弟車ロッキーとのコストカット比較

ライズの内装の「安っぽさ」を語る上で、ある意味、決定的な証拠となってしまうのが、兄弟車ダイハツ・ロッキーとの比較です。

ご存知の通り、ライズとロッキーはダイハツが開発・生産する兄弟車（OEM）で、基本設計、エンジン、燃費性能などは全く同じ。内装の造形も共通です。違いはエンブレムと、前述の「赤アクセント（ライズ）」か「シルバーアクセント（ロッキー）」か、というデザイン面だけだと思われがちですが…

実は、目に見える部分で「トヨタ・ライズ側だけ」が意図的に省略している（＝ケチっている）装備があるんです。

これは、共通の設計図でありながら、トヨタ・ライズとして販売する分だけ、意図的に装備を省略している（＝コストカットしている）ことを示す、何よりも雄弁な証拠です。

もちろん、数百円レベルのコストカットでしょう。ですが、後部座席に座れば誰の目にも明らかなこの「差」が、ユーザーの心理に「トヨタはライズを安物として扱っている」「貧乏くさい」という印象を植え付けてしまう、根本的な原因になっているのかもしれませんね。

トヨタ ライズ内装ダサい評価の解決策

ここまでライズの内装に対するネガティブなポイントを、かなり詳しく挙げてきました。「やっぱりライズの内装はダメか…」と諦めかけた人もいるかもしれません。

ですが、もちろん解決策はあります！内装に不満があるからといって、ライズの魅力的な外観や価格、サイズ感を諦めるのは早いかもしれません。

ここでは、そうした「ダサい」「安っぽい」という評価を覆すための、具体的な解決策やオーナーの本音、そして少し気になる社会的なイメージについても深掘りしていきます。

オーナーの後悔と満足の分岐点（本音の口コミなど）

オーナーの評価の分岐点
「後悔」派の意見	プラスチックの質感やテカリが後から気になってきた ヤリスクロスなど他車の内装と比べてしまい安っぽさを痛感
「満足」派の意見	価格相応の内装として割り切っており、実用性を評価 安価な内装を「カスタムベース」として捉え、自分好みにアレンジして楽しんでいる

「トヨタ ライズ 後悔」というキーワードもよく検索されていますが、実際にライズを所有したオーナーさんは、内装をどう感じているのでしょうか。ネット上の口コミを調べてみると、オーナーさんの本音は大きく二極化しているように見えます。

「後悔」派の意見としては、

「最初は価格相応と納得していたが、毎日乗るうちにプラスチックのテカリや、光が反射する安っぽさが我慢できなくなってきた」（2の不安が的中したケース）

「友人のヤリスクロス（Z）の内装を見て、質感の差に愕然とした。明らかに自分のライズが安物に見えてしまい、惨めな気持ちになった」

といった、やはり「質感」に関する後悔の声が目立ちます。

一方で、ライズに高い満足度を示している「満足」派のオーナーさんも、もちろん多数存在します。その満足には、大きく2つのタイプがあるように感じます。

1. 「割り切り」派「この価格（車両本体）でこの外観、この装備なら十分すぎる。内装の安っぽさは最初から織り込み済み。文句を言うほうがおかしい。実用上、何も問題ない」という、非常に合理的かつ賢明な割り切りをしているタイプ。
2. 「カスタム」派これがライズという車を象徴していると思うのですが、「安価でシンプルな内装」を、自分好みにアレンジできる「最高の素材（キャンバス）」として捉えているタイプです。

満足しているオーナーさんのレビューをよく見ると、必ずしも「ノーマル状態の内装」に100%満足しているわけではなく、「安かったから、浮いたお金で自分好みにカスタムする楽しみ」を含めてライズを評価しているケースが非常に多いんですね。

 

内装の赤を消すカスタム方法

「外観や価格は最高だけど、どうしてもあの赤色が気に入らない！」という方。ご安心ください、解決策はあります。むしろ、この「赤消し」カスタムは、ライズオーナーの定番メニューの一つになっています。

主な方法は3つあります。

1. 社外品のインテリアパネルを貼る

最も手軽で人気なのがこの方法です。「ライズ 内装 赤 消す」などで検索すると、エアコン吹き出し口やコンソール周りの赤い部分に「上から貼り付けるだけ」の、黒やシルバー、カーボン調、ピアノブラック調の加飾パネル（インテリアパネル）がたくさん見つかります。両面テープで貼るだけなので、DIY初心者でも簡単です。

2. 塗装・ラッピング

より本格的に、自分好みの色に変えたい場合はこの方法。赤い部分のパーツを取り外して、DIYで好みの色（マットブラックやガンメタなど）に塗装したり、ラッピングシートを貼ったりします。手間はかかりますが、仕上がりの満足度は高いです。

3. 純正部品の流用

最もスマートで「純正クオリティ」を保てる方法です。ライズの廉価グレード（X）の「黒い」部品や、兄弟車ロッキーの「シルバー加飾」の部品をディーラーや部品商で取り寄せて、丸ごと交換します。フィッティングも完璧です。

安っぽさを消す内装シートカバー

「赤色」問題だけでなく、「プラスチック感」や「安っぽさ」全体を劇的に改善したい場合に、最も効果的なのがカスタムパーツの導入です。

インテリアパネルの装着

前述の「赤消し」とも重複しますが、プラスチックがむき出しになっているエアコン周り、ドアのスイッチパネル、シフト周りなどに、ピアノブラック調やカーボン調、ウッド調などの「インテリアパネル」を貼り付けるだけで、車内の雰囲気はガラッと変わります。「プラスチック感」を物理的に隠すことができるわけですね。

シートカバーの装着

そして、内装カスタムの王道であり、満足度が非常に高いのが「シートカバー」です。

内装の印象を大きく左右するのは、実はダッシュボードよりも面積の大きな「シート」だったりします。ライズの純正シート（特に赤パイピング）に不満があるなら、シートカバーの装着を強くお勧めします。

Clazzio（クラッツィオ）やBellezza（ベレッツァ）といった専門ブランドから、車種専用設計の高品質なシートカバーが多数販売されています。

パンチング仕様の本革調カバーや、アルカンターラ調のカバーなどを装着すれば、あの安っぽかったシートがまるで高級車のように生まれ変わります。内装の面積の大部分を占めるシートの質感が上がることで、車全体の「安っぽさ」が根本から解消される効果が期待できますよ。

「貧乏人」や「男がダサい」の真相

さて、これは非常にデリケートな話題ですが、「ライズ 貧乏人」や「ライズ 男 ダサい」といった、ネガティブな関連キーワードについても、私なりの考察を述べたいと思います。

まず「貧乏人」というレッテルですが、これは単に車両価格が安いから、というわけではないと思います。それなら、もっと安価な軽自動車全般がそう呼ばれてしまいますからね。

私の推測ですが、これはライズの持つ「外観（RAV4似で立派）と内装（徹底したコストカット）の著しいギャップ」から来ているのかもしれません。「見栄（外観）は張ってるけど、中身（内装）はケチってる」という印象が、「無理してSUVに乗っている」「見栄っ張り」というネガティブな解釈に繋がり、こうした不名誉なレッテルを生み出している可能性があります。前述の「シートバックポケットが片側だけ」という事実も、この印象を補強してしまっています。

また、「男 ダサい」という検索についても、この「見栄っ張り」感に加え、G/Zグレードの「赤アクセント」が「子供っぽい」と捉えられ、成熟した男性が乗るには「落ち着きがなくダサい」と感じる層が一定数いることを示唆しています。

女性オーナーからの評価は？

「男 ダサい」というネガティブなキーワードとは対照的に、「トヨタ ライズ 女性」というキーワードは、女性ドライバーから非常に高い支持を得ていることを示しています。実際に街中でも、女性がライズを運転している姿をよく見かけますよね。

その理由は極めて明確で、ライズが女性にとって非常に「実用的」なメリットを兼ね備えているからです。

• 取り回しの良い5ナンバーサイズ全長4m以下、全幅1.7m以下の5ナンバー枠に収まっているため、狭い路地や駐車場での運転が非常にラクです。
• SUVならではの高いアイポイントセダンやコンパクトカーより着座位置が高いため、視界が良く、先の交通状況を読みやすいため、運転に安心感があります。
• コンパクトでも安っぽく見えない堂々としたSUVデザイン軽自動車やコンパクトカーでは少し物足りない、でもランクルやRAV4は大きすぎる…という層にとって、「ちょうどいい」立派さを持っています。

女性ユーザーにとっては、内装の細かなプラスチック感や赤アクセントよりも、こうした「毎日の運転のしやすさ」や「デザインの好み」、「ちょうどいいサイズ感」といった実用的なメリットが、デメリットを大きく上回っているケースが多いのでしょうね。これは非常に合理的で賢明な選択だと思います。

「トヨタライズの内装はダサい？具体的な理由と後悔しない判断ポイント」のまとめ

さて、ここまで「トヨタ ライズ 内装ダサい」問題について、良い点も悪い点も含めて、徹底的に掘り下げてきました。 最後に、CAR LIFE LABOとしての総括です。

まず、「赤色のアクセント」が「ダサい」かどうかは、個人の好みや感性に依存する「主観」の問題です。スポーティで格好いいと思う人もいれば、子供っぽいと毛嫌いする人もいます。

しかし、ライズの内装が「安っぽい」かどうかは、競合他車（ヤリスクロス）や兄弟車（ロッキー）との素材や装備の比較によって証明される、「客観的な事実」だと私は判断します。ソフトパッドが使われておらず、シートバックポケットが片側しかないのは、紛れもない事実です。

トヨタ ライズは、「内装の質感」を犠牲にする（トレードオフする）ことによって、「手頃な価格」「5ナンバーSUVという唯一無二のパッケージ」「RAV4を彷彿とさせる堂々とした外観デザイン」という、圧倒的な商品力を手に入れた車です。

この「トレードオフ」に、あなたが納得できるかどうかが全てです。

もし今、あなたがライズの購入を検討していて、内装のことで迷っているなら、私からのアドバイスは一つだけです。

面倒くさがらずに、必ずディーラーで「ライズ（Zグレード）」と「ヤリスクロス（Zグレード）」の内装を、「同じ日に」「続けて」見比べてください。

その上で、ライズの「安っぽさ」が自分にとって許容範囲であり、価格や外観、サイズ感の魅力が勝るのであれば、ライズはあなたの最高のパートナーとなるでしょう。

そして、もし購入後に不満が出てきたとしても、この記事で紹介した無数の「カスタム」という解決策が、あなたのカーライフを豊かに支えてくれるはずです。