
こんにちは。CAR LIFE LABO(カーライフラボ)、運営者の亮太です。
最近、トヨタRAV4の中古車価格、すごいことになってますよね。「ちょっと良い中古車でも探そうかな」と思って中古車サイトをのぞいてみたら、新車と変わらないか、むしろ高い価格がついている…。そんな状況に驚いた方も多いんじゃないでしょうか。
「なぜこんなにRAV4の中古車が高騰しているのか?」そのハッキリとした理由が気になりますよね。特にリセールバリューが高いと言われるアドベンチャーや、PHEVの価格はどうなっているのか。この異常とも言える高騰がいつまで続くのか、そして「ディーラーでの下取りは安い」と聞くけど、それは本当なのか…。
この記事では、そんなRAV4の中古車高騰に関するあらゆる疑問について、今の市場で一体何が起きているのかを、データを見ながら分かりやすく紐解いていきます。ライバル車であるハリアーやジムニーとのリセールの違いにも触れながら、私なりに「賢い売買のタイミング」についても考えてみたいと思います。
- RAV4中古車が異常高騰している2つの理由
- 年式やグレードでリセール価値が「逆転」するカラクリ
- 最新データに基づく今後の価格動向予測
- 「売り時」と「買い時」の具体的な戦略
目次
rav4の中古車高騰は異常事態!その理由を徹底解説

まずは、現在のRAV4中古車市場で起きている「異常事態」についてです。これは単に「人気がある」というレベルの話ではありません。登録から数年経った中古車が、新車価格とほぼ同等か、場合によっては新車価格を超えるという「価格の逆転現象」まで発生しています。
このセクションでは、この高騰がなぜ起きているのか、その核心的な理由を「国内」と「海外」の2つの側面から詳しく見ていきましょう。
高騰はなぜ?国内需要と海外輸出が理由
| RAV4中古車 高騰の2大要因 | |
|---|---|
| 要因 | 詳細 |
| 国内需要 (供給の問題) |
|
| 海外需要 (需要の問題) |
|
| 市場構造 | (国内需要 + 海外需要) vs 限られた国内供給 という極端な需要過多(パーフェクト・ストーム)状態。 |
RAV4の価格高騰は、実はシンプルな理由ではありません。これは、日本国内の中古車市場という限られた供給プールに対して、「国内」と「海外」の2つの強力な需要が、同時に襲いかかっている「パーフェクト・ストーム」状態なんです。
要因1:国内需要(供給の問題)
まず国内側の要因ですが、これは「新車が欲しくても手に入らない」という供給の問題です。
ご存知の通り、世界的な半導体不足や物流の混乱は依然として続いています。(出典:経済産業省「半導体・デジタル産業戦略」を改定しました)
これにより、RAV4のような人気車種は新車の生産が需要に追いつかず、納期がものすごく長くなっています。すぐにでも車が欲しい国内のユーザーが、新車を諦め、「新車に近い高年式の中古車」の購入に流れているわけです。これが、国内の中古車価格を押し上げる一つ目の強力な理由です。
要因2:海外需要(需要の問題)
そしてもう一つ、さらに強力な要因が「海外からの需要」です。
RAV4の圧倒的な耐久性と、「トヨタ」ブランドへの絶対的な信頼性は、海外(特に北米や、新興国であるケニア、マレーシアなど)で絶大な人気を誇ります。これらの国々では、「車=壊れにくく、長く乗れる資産」という価値観が強いため、高品質な日本の中古車が、資産として海外バイヤーに買い付けられているんですね。
特に、構造がシンプルで修理がしやすい「ガソリンモデル」は、インフラが整っていない地域でも重宝され、驚くような高値で取引されています。
高騰の核心的メカニズム
現在のRAV4中古車市場は、
(すぐに欲しい国内需要 + 資産として欲しい海外需要) vs 限られた国内の中古車供給
という、極端な「需要過多」の状態にあります。この二重の需要(挟撃)こそが、中古車価格が新車価格を超えるほどの異常な高騰を引き起こしている根本的なメカニズムかなと思います。
驚異のリセール!年式によって価値が逆転

RAV4のリセールバリューを分析していて、すごく面白いことが分かりました。それは、「1年落ち」と「3~5年落ち」で、リセール最強のモデルが入れ替わるという、非常に興味深い「逆転現象」です。
これは、先ほど解説した「国内需要」と「海外需要」のどちらが価格決定の主導権を握るかが、経過年数によって変わるために起こる現象です。
1年落ち:「国内需要」が価格を決める
登録から間もない「1年落ち」の市場は、「新車が待てない」という国内需要の影響を最も強く受けます。
この市場では、国内で人気の高い、つまり燃費性能に優れる「ハイブリッドモデル」が最強です。データを見ると、1年落ちの「ハイブリッドX」が残価率106%、「ハイブリッドG」が103%と、新車価格を余裕で超えてしまっています。これはもう「消費財」ではなく、完全に「資産」の動きですよね。
3年~5年落ち:「海外輸出需要」が価格を決める
ところが、車両が「3年~5年落ち」に差し掛かると、価格決定の主役が「海外輸出需要」にバトンタッチします。
前述の通り、海外(特に新興国)では、複雑なシステムで修理も難しいハイブリッドよりも、構造がシンプルでタフな「ガソリンモデル」が圧倒的に好まれます。このため、ここでリセール価値の「逆転」が発生します。
3年落ちのデータを見ると、「ガソリン G Zパッケージ」が102%、「ガソリン アドベンチャー」が100%という驚異的な残価率を維持。一方で、1年落ちであれほど強かった「ハイブリッドG」は94%へと下落し、ガソリンモデルに明確に逆転されてしまうんです。
【データ分析】年式別・パワートレイン別 残価率の逆転
この「リセール逆転現象」は、以下のデータを見ると一目瞭然です。あくまで一例ですが、市場の傾向がよく分かります。
| 経過年 | グレード | パワートレイン | 残価率(目安) | 分析(主な価格決定要因) |
|---|---|---|---|---|
| 1年落ち | Hybrid X | Hybrid | 106% | 国内の新車不足によりハイブリッドが高騰 |
| 1年落ち | Hybrid G | Hybrid | 103% | (同上) |
| 1年落ち | G Zパッケージ | Gas | 100% | 新車価格を維持 |
| 1年落ち | Adventure | Gas | 95% | 1年時点ではハイブリッドに劣る |
| 3年落ち | G Zパッケージ (4WD) | Gas | 102% | 海外輸出需要によりハイブリッドを逆転 |
| 3年落ち | Adventure (4WD) | Gas | 100% | (同上) |
| 3年落ち | Hybrid G (4WD) | Hybrid | 94% | 輸出需要がガソリン車より弱いため低下 |
※残価率はあくまで目安であり、実際の車両状態や市場動向によって変動します。
この分析から導き出される結論は、「1~2年で短期間に売るならハイブリッドが有利、3~5年乗ってから売るならガソリン車が有利」という、極めて戦略的な示唆かなと思います。
アドベンチャーのリセールが特に高い秘密
| 「アドベンチャー」高リセールの秘密 | |
|---|---|
| 理由 | 詳細 |
| 1. デザインの人気 | 専用フロントグリル、バンパー、大径タイヤ等、他のグレードにはないワイルドな外観が中古車市場で強く支持されている。 |
| 2. オプションの影響 | 「オフロードパッケージ」「オフロードパッケージ2」は、標準モデルより高い相場を維持しており、強力なプラス査定要因。 |
| 3. 最強カラーの存在 | アドベンチャー限定色「アーバンカーキ」は圧倒的な人気。 データ上、安定人気のブラック系より約20万円高く取引されるケースもある。 |
RAV4の数あるグレードの中でも、特にリセールバリューが高いとされているのが、あのワイルドな外観が特徴の「アドベンチャー」グレードです。このグレードがなぜ中古車市場でもこれほど強く支持されるのか、その秘密を深掘りしてみます。
理由1:圧倒的なデザイン人気
最大の理由は、やはりそのデザインにあります。アドベンチャー専用のフロントグリルやバンパー、大径タイヤ、ルーフレールなどが醸し出すアクティブでタフなスタイリングは、他のグレードと一線を画します。「RAV4に乗るならこのデザインが良い」という指名買いが非常に多く、中古車市場でも需要が集中しているんですね。
理由2:強力なオプション「オフロードパッケージ」
アドベンチャーグレードに設定可能な「オフロードパッケージ」および「オフロードパッケージ2」は、リセールを強力に下支えするオプションです。専用のサスペンションやオールテレーンタイヤ、ブリッジ型ルーフレールなどが装備され、標準のアドベンチャーよりもさらに本格的なオフロードスタイルを演出します。この「特別感」が、中古車市場でプラス査定の大きな要因となっています。
理由3:最強カラー「アーバンカーキ」の存在
リセールバリューにおいて、ボディカラーは非常に重要な要素です。アドベンチャーグレードにおいて、その頂点に君臨するのが「アーバンカーキ」です。
このアースカラーはアドベンチャーのタフなイメージと完璧にマッチしており、市場で圧倒的な人気を誇ります。データによれば、安定人気のブラック系と比較しても、車両状態によっては約20万円も高い買取価格がつくケースがあるほど、強力なリセールカラーとされています。
参考:リセールを意識したカラー選び
アドベンチャー以外のグレードでは、定番の「ホワイト(プラチナホワイトパールマイカ)」および「ブラック(アティチュードブラックマイカ)」が、やはり安定した人気を維持しています。流行に左右されず、幅広い層に受け入れられるため、大きな値崩れはしにくいですね。
一方で、「グレー」「ブルー」「レッド」系のボディカラーは、これらの人気カラーと比較すると、リセールがやや低い傾向にあるようです。もちろん好みで選ぶのが一番ですが、数年後の売却価格を少しでも重視するなら、カラー選びは慎重に行った方が良いかもしれません。
PHEVの中古車価格も高騰している背景

ハイブリッド車やガソリン車だけでなく、RAV4の最上級モデルであるPHEV(プラグインハイブリッド)モデルの中古車価格も高騰しています。
この理由は非常に明確で、これまで触れてきた「国内の新車供給遅延」が、PHEVモデルにおいて特に深刻だからです。
PHEV Zの深刻な納期問題
PHEVは搭載する部品も多く生産ラインも限られるためか、2025年時点においても、例えば「PHEV Z」グレードでは、注文から納車まで約5ヶ月程度を要する状況が続いています。
この「5ヶ月」という長い待ち時間を嫌気した国内ユーザー(特に補助金などを活用してすぐに乗りたい層)が、新車とほぼ変わらない価格を支払ってでも、「今すぐ手に入るPHEVの中古車」を求めるわけです。
その結果、市場データでは新車登録から間もない(当年)のPHEVモデルが、残価率98%~99%という高値で安定しています。これはまさに、国内の旺盛な需要が引き起こしている高騰現象ですね。
注意!ディーラー下取りが安いと言われる訳

これほどリセールバリューが高いRAV4ですから、「売る時も安心」と思いがちですが、一つ注意点があります。それは、新車への乗り換え時にディーラーで下取りに出すケースです。
「ディーラー下取りは安い」とよく言われますが、現在のRAV4のような高騰している車種、かつ新車の納期が遅延している状況下では、その傾向がさらに顕著になる可能性があります。
新車納期遅延が招く「下取りリスク」
理由は、やはり「新車の納期遅延」です。
例えば、あなたがRAV4から新しい車(こちらも納期5ヶ月待ちとします)に乗り換えるとします。新車を注文する「今」、ディーラーでRAV4の査定をしてもらっても、実際に車を引き渡すのは「5ヶ月後」になりますよね。
ディーラー側からすれば、「5ヶ月後にこのRAV4の相場がどうなっているか分からない(暴落しているかもしれない)」というリスクを負うことになります。そのため、その「相場下落リスク」をあらかじめ見越して、現在の適正な査定額から数十万円を差し引いた、意図的に低い金額を提示する傾向があるんです。
「保証」と引き換えの「機会損失」
ユーザー側は「納車時まで下取り額を保証してもらえる」という安心感を得られますが、その代わりに、本来の車両価値よりも大幅に低い価格で手放すことになる「機会損失」を被るリスクがあります。
実際に、高騰している車種の場合、専門の買取店(特に海外輸出ルートを持つ業者)での査定額が、ディーラーの下取り提示額よりも40万円以上も高くなった、なんていう報告も珍しくありません。
新車の納期が遅延している現状では、新車の注文と同時にディーラー下取りを安易に決めてしまうのは、金銭的には大きな損をしてしまう可能性が極めて高い戦略であると言えそうです。売却は売却、購入は購入として、別々に考えるのが賢明かもしれませんね。
rav4の中古車高騰はいつまで?今後の予測と売買戦略

さて、ここからはこの記事で最も気になるポイント、「このRAV4の中古車高騰は、一体いつまで続くのか?」という今後の予測と、それに基づいた「賢い売買戦略」について、私なりに考えていきます。データを見ながら、最適な「売り時」と「買い時」を探っていきましょう。
今後の価格はどうなる?専門データの予測

「今後の価格動向」について、非常に興味深いデータがあります。過去のトレンド(実績)と、将来の変動予測を組み合わせて分析してみます。
もちろん、これはあくまで「予測」であり、市場の動向を保証するものではない、という前提でご覧ください。
過去のトレンド(~2025年10月)
まず過去の動きですが、2025年10月時点の市場分析によれば、ここ半年間のRAV4相場は、ガソリン・ハイブリッドともに9月以降「上昇基調」にあると報告されています。これは、業者オークションなどでのバイヤー(買取業者や輸出業者)の仕入れ意欲が非常に高いことを意味しており、市場が活況であることが分かります。
将来予測(2025年11月~)
一方で、将来の価格変動を予測したデータ(例:2022年式・2万kmの車両を基準)は、より短期的な価格の「波」を示唆しています。
| 時期 | 買取相場価格(目安) | 傾向 |
|---|---|---|
| 現在 | 240.6〜296.5万円 | – |
| 1ヶ月後 | 243.8〜300.5万円 | (↑上昇) |
| 2ヶ月後 | 235.2〜289.8万円 | (↓下落) |
| 3ヶ月後 | 228.2〜281.2万円 | (↓下落) |
| 半年後 | 246.2〜303.4万円 | (↑回復) |
| 1年後 | 214.0〜263.7万円 | (↓下落) |
※上記は予測データに基づく一例です。実際の価格を保証するものではありません。
「9月以降上昇基調」という過去のトレンドと、「1ヶ月後にピークを迎え、2~3ヶ月後に下落する」という将来予測は、一見矛盾しているように見えるかもしれません。
データを統合した市場シナリオ予測
しかし、これらを統合すると、極めて具体的な市場の姿が浮かび上がってきます。
すなわち、「市場は2025年9月から上昇を続けてきたが、その短期的な価格のピークがまさに今(2025年11月~12月)であり、その後は年末年始の季節的な需要の落ち込み(2~3ヶ月後=2026年1月~2月)に合わせて一度調整局面(下落)に入る。しかし、半年後(2026年5月頃)の春の需要期に向けて、相場は再び回復する」という、詳細なシナリオが導き出されます。
もちろんこれは予測の一つに過ぎませんが、売買のタイミングを考える上で非常に参考になるデータかなと思います。
売り時はいつ?最適なタイミングを解説
| RAV4 売却タイミング戦略 | |
|---|---|
| 戦略 | 詳細・タイミング |
| 戦略1: 短期的なピークを狙う |
|
| 戦略2: 輸出需要のピークを狙う (※ガソリン車) |
|
もしあなたがRAV4の売却を検討しているなら、タイミングと「誰に売るか」という売却先の選定が、数十万円単位の差を生むほど極めて重要です。
戦略1:短期的なピークを狙う(今すぐ)
前の項目で分析したシナリオ(表5)が示す通り、相場は直近1ヶ月後(2025年11月~12月)に短期的なピークを迎える可能性が示唆されています。また、過去のトレンド(実績)としても市場は上昇基調にあり、活況であることは間違いありません。
もし売却を急ぐ理由がある、あるいは短期的な利益を確定させたいのであれば、市場が熱を帯びている「今」は、絶好の売り時であると言えそうです。
戦略2:輸出需要のピークを狙う(5年目の車検前)
もし売却する車両がガソリンモデル(特にアドベンチャー)である場合、この戦略が最も高値を引き出せる可能性があります。
RAV4の価格を支える海外需要の中でも、特にマレーシア向けの輸出では「5年落ち」が一つの大きな基準となっています。輸出業者はこの「5年」という期限を最大限に活用できるタイミングで買い付けを行います。
具体的には、車検証記載の初度登録年月から5年目を迎える、その「約4ヶ月前」(=車検が切れる数ヶ月前)が、輸出需要のピークと重なり、最も高値を期待できるタイミングとなります。
高価買取の秘訣:業者の選び方
どちらの戦略を取るにせよ、高価買取の秘訣は共通しています。
- ディーラー下取りを避ける
前述の通り(2-3節)、新車乗り換え時のディーラー下取りは、数十万円単位の損失を生む可能性が非常に高い選択です。 - 海外輸出ルートを持つ買取業者を選ぶ
RAV4の価格は海外需要に強く支えられています。したがって、査定を依頼する際は、大手買取店だけでなく、ケニア、北米、マレーシアなどへの独自の輸出ネットワークを持つ専門業者を必ず含めるべきです。国内の相場観だけで査定する業者と、輸出相場で査定する業者とでは、提示金額が全く異なる可能性があります。
高値掴み?中古車の買い時を考える
| 高騰下でのRAV4購入戦略 | |
|---|---|
| 戦略 | 具体的なアクション |
| 戦略1: 「待つ」 |
購入を急がず、年末年始の需要が落ち込む「2〜3ヶ月後(2026年1〜2月頃)」の短期的な価格下落(調整局面)を狙う。 |
| 戦略2: 「人気を外す」 |
リセールを気にしない場合、あえて不人気とされるカラー(グレー、ブルー、レッド系)を選ぶことで、人気カラーより安価に購入できる可能性がある。 |
| 戦略3: 「新車を注文する」 (最も賢明) |
中古車での高値掴みを避ける。
|
逆に、これからRAV4の中古車を購入しようと検討しているユーザーにとっては…。正直にお伝えすると、現状は極めて「高値掴み」のリスクが高い状況であり、慎重な判断が求められます。
1年落ちのハイブリッドが残価率106%、3~5年落ちのガソリン車が残価率100%~102%など、新車価格を超える(あるいは同等の)異常な価格で形成されているわけですから、どの年式・グレードを選んでも、割高な買い物になる可能性は否定できません。
「待つ」という戦略は有効か?
もし購入を急がないのであれば、「待つ」という選択は合理的です。価格予測データ(表5)によれば、2~3ヶ月後(2026年1月~2月頃)に短期的な価格の下落(調整局面)が予測されています。この年末年始の、中古車市場の需要が一時的に落ち込むタイミングを狙うのは、有効な戦略の一つです。
ただし、その後の半年後には相場が回復する予測もあるため、注意が必要です。新車供給の正常化や輸出需要の減退といった根本的な構造変化が起きない限り、大幅な価格下落は期待しにくい状況であることは覚悟しておいた方が良いでしょう。
高騰下での現実的な購入戦略
それでも「今、RAV4(あるいはそれに代わる車)が必要だ」という場合に、高騰下で考えられる現実的な戦略を2つ提案します。
- あえてリセール人気を外す
もしリセールバリューを気にしない(=少しでも安く買いたい)のであれば、あえて市場で不人気とされるカラー(グレー、ブルー、レッド系)を狙うことで、人気カラーの車両よりも安価に購入できる可能性があります。 - 新車を注文し、現在の愛車を高値で売却する(最も賢明)
私が最も賢明だと思う戦略は、中古車市場での高値掴みを避け、正規ディーラーで新車(納期5ヶ月待ち)を注文することです。そして、納車を待つ5ヶ月の間に、現在所有している愛車を、価格が高騰している中古車市場(買取店)で最高値で売却する。
これが、現在の市場の歪み(新車が遅い・中古車が高い)を最も合理的に活用する方法であると考えられます。
ハリアーやジムニーとのリセール比較

RAV4の価格高騰を「障害」と捉え、購入を断念する場合、どのような代替案が考えられるでしょうか。特にRAV4を検討していた理由が、その「リセールの高さ(資産価値)」にある場合、他の選択肢も気になりますよね。
2025年最新のリセールバリュー総合ランキングにおけるRAV4の位置づけは以下の通りです。
SUV部門 リセールバリュー・ランキング(2025年目安)
| 順位 | 車種 | 特徴 |
|---|---|---|
| 第1位 | トヨタ ランドクルーザー | 絶対王者。高騰レベルが異なる。 |
| 第2位 | トヨタ ランドクルーザープラド | ランクルに次ぐリセール。 |
| 第3位 | スズキ ジムニー / ジムニーシエラ | 唯一無二の存在で高騰。 |
| 第4位 | スズキ ジムニー | (シエラとほぼ同等) |
| 第5位 | トヨタ RAV4 | 本記事の対象。異常高騰中。 |
| 第6位 | トヨタ ハリアー | RAV4に次ぐ安定したリセール。 |
| 第7位 | スズキ ジムニーシエラ | (ジムニーとほぼ同等) |
| 第8位 | トヨタ ヤリスクロス | コンパクトSUVでトップクラス。 |
※上記ランキングは、一般的な傾向を示すものです。
このランキングから、RAV4の購入希望者には2つの代替戦略が生まれます。
戦略A(リセール重視):RAV4以上の資産価値を求める
RAV4以上のリセールを求める場合、選択肢はランドクルーザー、プラド、ジムニーとなります。しかし、ご存知の通り、これらの車種はRAV4以上に高騰し、入手困難を極めています。RAV4の「高騰」から逃れる解決策にはなりませんね…
戦略B(価格・納期のバランス重視):高値掴みを避ける
RAV4の「高騰」に嫌気(高値掴みを懸念)しているのであれば、代替案はランキングでRAV4の次点につける「トヨタ ハリアー」(第6位)、あるいはランキング外ですが短納期が期待できる「スバル・フォレスター」となります。
特にハリアーは、RAV4とは異なる都市型SUVとしてのキャラクターが確立されており、リセールも安定しています。RAV4よりは安価かつ現実的な納期で購入できる可能性が高い、有力な選択肢です。
ヤリスクロスも人気!リセールが良いSUV

先ほどのランキングで、もう一つ注目したいのが8位に入っている「トヨタ ヤリスクロス」です。
RAV4ほどの爆発的な高騰ではないかもしれませんが、ヤリスクロスも非常にリセールバリューが高いSUVとして市場で確固たる地位を築いています。取り回しの良いコンパクトなサイズ感と、ハイブリッドモデルの優れた燃費性能で、国内での需要が非常に安定していますね。
もしRAV4のサイズ感や価格帯が少しオーバースペックだと感じていたなら、ヤリスクロスもリセール(資産価値)を維持しやすい、賢い選択肢の一つになるかもしれません。特に「Z」や「G」グレードのハイブリッドモデルは、中古車市場でも人気が高い傾向にあります。
「RAV4中古車高騰の真相!理由と今後の価格予測と売買戦略」のまとめ
ここまで分析してきたように、RAV4の中古車価格高騰は、一過性の投機的なバブルではなく、実需に基づいた構造的な現象であると結論付けられます。
その要因は、「国内の新車供給不足」と「強固な海外輸出需要」という、2つの強力な需給の歪みによって支えられています。
将来的な展望として、この2つの要因は異なる動きを見せると私は予測しています。
国内要因の将来(沈静化の可能性)
将来的(1~2年後)に半導体不足や物流網が正常化し、新車の供給が回復した場合、「1年落ちハイブリッドが残価率106%」といった国内需要に基づく異常な価格プレミアムは、徐々に沈静化(正常化)する可能性が高いです。新車が普通に買えるようになれば、あえて割高な中古車を選ぶ理由はなくなりますからね。
海外要因の将来(高値維持の可能性)
しかし、ガソリンモデル(特にアドベンチャー)の価格を残価率100%超で支えている海外輸出需要は、RAV4の「丈夫で長持ちする」というグローバルなブランド価値に基づくものであり、構造的かつ強固です。この需要が短期的に消失する可能性は低いと考えられます。
したがって、私の結論としては、
「新車の供給体制が正常化した後も、RAV4(特に輸出需要の強いガソリンモデル)の資産価値は、他の多くの国産SUVを圧倒する高水準で維持され続ける」
と予測されます。
この「rav4 中古車 高騰」という市場の特殊な特性をしっかりと理解した上で、ご自身のライフプランや車の使い方に合わせた最適な売買戦略を立ててみてくださいね。
【免責事項】
この記事で紹介している買取価格、残価率、市場予測、納期に関する数値は、2025年11月時点での一般的な市場調査に基づく一例(目安)であり、その正確性や将来の価格を保証するものではありません。
自動車市場の動向は、世界情勢、経済状況、メーカーの生産体制などにより急速に変動する可能性があります。また、実際の車両の状態(走行距離、修復歴、オプション、内外装の状態、カラーなど)や、売買のタイミング、地域、査定を依頼する業者によって、買取価格や販売価格は大きく変動します。
具体的な査定や購入、売却の判断にあたっては、必ず複数の専門買取業者や販売店に直接ご相談いただき、ご自身の責任において最終的な決定を行ってくださいますよう、お願い申し上げます。

-100x100.jpg)




