アウトランダーphevは何年乗れるかについては、適切なメンテナンスをすれば10年以上乗れる可能性がありますが、バッテリー保証が切れる8年が乗り換えの一つの大きな目安となります。
しかし、実際に乗り続けることを考えると、気になるのはバッテリー寿命や、それに伴うEV走行距離の低下ではないでしょうか。 高額なバッテリー交換費用を前に、メーカーの保証や無料交換の条件はどうなっているのか、不安になりますよね。
また、総走行距離が20万キロを超えることは可能なのか、そのために必要な長期的耐久性を保つメンテナンス方法、そして実際の燃-費性能も知っておきたいポイントです。
さらに、購入を検討する際には、将来のリセールバリューと中古車の価格の関係や、そもそも中古安い理由も気になるところでしょう。 一方で、「売れない」という噂や、時には最悪といった厳しい評価やデメリットを目にして、買ってから後悔しないか心配になる方もいるかもしれません。
この記事では、そうした全ての疑問にお答えするため、変化するEV市場における立ち位置も踏まえながら、後悔しないための年式別おすすめまで徹底的に解説していきます。
- アウトランダーPHEVの現実的な寿命と耐久性
- バッテリー交換の費用や保証に関する具体的な情報
- 購入後に後悔しないためのデメリットや注意点
- 年式別モデルの選び方と将来のリセールバリュー
目次
アウトランダーPHEVは何年乗れる?寿命と性能の実態
- アウトランダーPHEVは何年乗れる?乗り換え時期の目安
- バッテリー寿命とEV走行距離の実態
- バッテリー交換の費用や保証・無料交換の条件
- 走行距離20万キロは達成可能か?
- 長期的耐久性を保つメンテナンス
- カタログ値と実際の燃費性能
アウトランダーPHEVは何年乗れる?乗り換え時期の目安
アウトランダーPHEVが実際にどのくらいの期間乗れるのかという問いに対しては、一般的な自動車の平均使用年数(約14年弱)も踏まえると、「適切な手入れを前提に10年以上、走行距離にして13万~15万kmが一つの大きな目安」と考えられます。
もちろん、これは乗り方やメンテナンス次第でさらに延ばすことも可能です。
この耐久性の背景には、PHEVならではの構造的な利点が挙げられます。
日常的な走行の多くをモーターが担うため、エンジンの稼働時間が従来のガソリン車に比べて格段に短くなります。
これにより、エンジン本体や関連部品の摩耗が抑えられ、車両全体の長寿命化に貢献します。
しかし、乗り続けられる期間と、経済的・実用的に見て「乗り換えるのに適した時期」は必ずしも一致しません。 ここでは、乗り換えを検討する具体的なタイミングを3つの視点から詳しく解説します。
経済合理性から考える「乗り換えの節目」
最も多くのユーザーが意識するのが、経済的な観点からの乗り換えタイミングです。
一つは、駆動用バッテリーの特別保証が終了する「新車登録から8年」という節目です。
この保証期間内であれば、バッテリー容量が著しく低下した場合に無償交換が受けられます。
しかし、保証が切れた後にバッテリーの交換が必要になると、前述の通り50万円以上の高額な費用が自己負担となる可能性があります。
この大きな出費のリスクを避けるために、保証が切れる前のタイミング、具体的には7年目の車検時などに売却を検討する方が多く見られます。
また、リセールバリュー(再販価値)も重要な判断材料です。
一般的に、保証が残っている車両は中古車市場での価値が高く評価されます。 8年という保証期間を超えると、買い手側のバッテリーに対する懸念が大きくなるため、査定額が一段と下がる傾向にあります。
そのため、少しでも高く売却したいと考えるのであれば、保証期間内が有利なタイミングとなるでしょう。
車両のコンディションから判断する時期
次に、車両の物理的な状態から乗り換えを判断するケースです。
最も分かりやすい兆候は、「EV走行可能距離の縮」です。
例えば、これまで電気だけで往復できていた毎日の通勤で、途中でエンジンがかかる頻度が増えてきた場合、それはバッテリーの劣化が進行しているサインです。
PHEVの最大の魅力である「ガソリンを使わない経済的な走り」が損なわれ始めた時、多くのユーザーは乗り換えを具体的に考え始めます。
もう一つは、走行距離が10万キロを超えたあたりで必要になる、高額なメンテナンスの発生です。
2トンを超える車重を支えるアウトランダーPHEVは、サスペンションやブレーキ関連の部品が消耗しやすい傾向があります。
これらの部品交換にはまとまった費用がかかるため、出費が重なる前に新しい車へ乗り換えるというのも、合理的な選択肢の一つです。
ライフスタイルや技術の進化に合わせるタイミング
最後に、ご自身の生活の変化や自動車技術の進歩に合わせて乗り換えを検討する視点も大切です。
例えば、家族構成の変化で7人乗りが必要になったり、転居によって自宅での充電が難しくなったりと、ライフスタイルの変化は最適な車種を見直す絶好の機会です。
また、自動車技術、特に電動車の技術は日進月歩で進化しています。
数年後には、現行モデルよりもEV走行距離が大幅に長く、より高度な運転支援システムを搭載した新型車が登場していることでしょう。 こうした新しい技術の恩恵を受けるために、現在乗っているモデルが技術的に見劣りすると感じた時に、最新モデルへ乗り換えるという考え方もあります。
このように、アウトランダーPHEVの乗り換え時期は一つではありません。 「経済性」「車両の状態」「ライフスタイルの変化」という3つの軸で総合的に考え、ご自身にとって最も納得のいくタイミングを見極めることが求められます。
バッテリー寿命とEV走行距離の実態
アウトランダーPHEVの価値と実用性を決定づける心臓部、それが駆動用バッテリーです。
このバッテリーの寿命と、それによって変動するEV走行距離の実態を正しく理解することは、購入後の満足度を大きく左右します。
まずバッテリーの寿命ですが、多くのユーザーが目安としているのが、メーカーの特別保証期間である「8年または16万km」です。
ただし、これは「バッテリーが完全に使用不能になる期間」ではなく、「性能がメーカーの規定値以下に低下した場合に、無償修理や交換を保証する期間」を意味します。 したがって、この期間を過ぎても乗り続けることは十分に可能です。
バッテリーの実際の寿命、つまり蓄電能力の低下ペースは、ユーザーの使い方や環境によって大きく左右されることを覚えておく必要があります。
バッテリーの劣化を早める主な要因
バッテリーの性能を長く維持するためには、劣化を促進する要因を避けることが大切です。
特に以下の3点は大きく影響します。
充電の方法: 短時間で充電できる急速充電は便利ですが、バッテリーに高い負荷をかけるため、頻繁な使用は劣化を早める一因となります。 また、充電量が100%の状態で長時間放置する「過充電」や、逆に0%に近い状態で放置する「過放電」もバッテリーにダメージを与えます。
温度環境: リチウムイオンバッテリーは熱に弱く、特に夏場の炎天下に長時間駐車するなど、高温環境は劣化を著しく進行させます。 一方で、冬場の低温下では一時的に性能が低下し、EV走行距離が短くなる傾向があります。
運転の仕方: 急加速や急発進を繰り返す運転は、一度に大きな電力を消費するため、バッテリーへの負担が大きくなります。 穏やかな運転を心がけることが、結果として充放電サイクルへの負荷を減らし、寿命を延ばすことに繋がります。
EV走行距離の変動とその実態
次にEV走行距離ですが、これも複数の要素が複雑に絡み合って決まります。
まず基本となるのが、年式によるバッテリー容量の違いです。
例えば、初期モデル(GG2W)のバッテリー容量は12.0kWhでしたが、2018年以降の後期モデル(GG3W)では13.8kWhへと増量されており、当然ながらEVでの航続可能距離も長くなっています。
カタログ上のEV走行距離(JC08モード)は約60km前後とされていますが、これはあくまで特定の条件下での数値です。
実際の走行では、エアコンの使用、道路の勾配、外気温などの影響で、カタログ値の7割から8割程度、つまり45km~50km前後が一つの目安となるでしょう。
そして、前述したバッテリーの経年劣化が進むにつれて、この満充電時の走行距離は徐々に短くなっていきます。
実際のユーザーからは、「新車時は片道32kmの通勤を電気だけで往復できたが、数年後には片道分がやっとになった」という声も聞かれます。
このように、メーターに表示される満充電時のEV走行可能距離は、その時々のバッテリーコンディションを映し出す「健康診断の数値」のようなものです。
特に中古車を選ぶ際には、同学年・同走行距離の個体と比較してこの数値が極端に低くないかを確認することが、バッテリーの状態を推し量る上で非常に有効な判断材料となります。
バッテリー交換の費用と保証・無料交換の条件
駆動用バッテリーの費用と保証の概要 | |
---|---|
項目 | 内容 |
保証適用外の費用 | 約50万円~100万円以上(部品代+工賃) |
メーカー保証期間 | 新車登録から8年 または 走行距離16万km以内 |
無償交換の条件 | 保証期間内にバッテリー容量が規定値(70%または66%)以下に低下した場合 |
中古車購入時の注意 | 正規ディーラーでの「保証継承」手続きが必須 |
アウトランダーPHEVを長期的に維持していく上で、最も気になるのが駆動用バッテリーの交換問題です。
ここでは、その費用感と、経済的な負担を大幅に軽減できるメーカー保証の具体的な条件について、詳しく掘り下げていきます。
保証が切れた場合のバッテリー交換費用
まず、メーカー保証が適用されないケースでのバッテリー交換費用は、非常に高額になることを理解しておく必要があります。
具体的な金額はモデルやディーラーによって異なりますが、一般的にはバッテリー本体の部品代だけで数十万円、そこに専門技術者による交換工賃などが加わり、総額で50万円から100万円を超えることも珍しくありません。
これは、高電圧バッテリーの製造コストや、安全な交換作業に専門的な設備と技術が求められるためです。
この費用は、車両の残存価値を上回ることもあり得ます。
そのため、保証期間が終了した車両でバッテリーの著しい劣化が見られた場合、多くのユーザーは高額な費用をかけて交換するよりも、車両の乗り換えを選択するのが現実的な判断となっています。
知っておきたいメーカー保証と無料交換の条件
一方で、三菱自動車は駆動用バッテリーに対して非常に手厚い保証制度を用意しており、これがアウトランダーPHEVを安心して選べる大きな理由となっています。
保証の条件は、新車として登録された日から「8年以内、かつ走行距離が16万km以内」です。
この期間内に、ディーラーの専用診断機で測定したバッテリー容量が、メーカーの規定値を下回った場合に、無償でバッテリーの修理または交換を受けることができます。
この規定値は、初期・中期モデルでは「70%」、現行モデルでは「66%」と定められています。
実際にこの保証制度を活用し、無償でバッテリー交換を行ったユーザーの事例も複数報告されています。
例えば、新車登録から8年近くが経過し、走行距離が13万kmを超えた車両でも、診断の結果、保証の対象となり新品のバッテリーに交換されたケースがあります。
これは、メーカー保証が単なる飾りではなく、実効性のある制度であることを示しています。
中古車購入時に必ず確認すべき保証継承
この手厚い保証の恩恵を最大限に受けるために、特に中古車で購入する際には「保証継承」の手続きが極めて大切になります。
メーカー保証は、車体に対して付与されるため、所有者が変わっても引き継ぐことが可能です。
ただし、そのためには購入後に三菱の正規ディーラーに車両を持ち込み、有料の「保証継承点検」を受け、車両に問題がないことを確認してもらう必要があります。
この手続きを怠ると、たとえ8年・16万kmの保証期間内であっても、保証は適用されません。
したがって、中古のアウトランダーPHEVを検討する際は、価格や走行距離だけでなく、「保証継承が可能か」「メンテナンスノートなど過去の整備記録がしっかり残っているか」を最優先で確認することが、将来の予期せぬ高額出費を防ぐための最も重要なポイントとなります。
走行距離20万キロは達成可能か?
アウトランダーPHEVで走行距離20万キロを目指すことは、決して非現実的な目標ではありません。
適切なメンテナンスを継続することで、十分に達成可能な範囲と考えられます。
PHEVの大きな利点は、走行状況に応じてエンジンとモーターを使い分ける点にあります。
特に市街地走行などではモーター主体の走行が多くなるため、エンジンへの負荷が大幅に軽減されます。
これにより、エンジンの寿命が延び、長距離走行の達成を後押しします。
実際に、総走行距離が17万キロでもエンジンでの走行は約5万キロ程度というユーザーもおり、動力機構への負担が少ないことがうかがえます。
しかし、長距離を走ると、動力系以外の部分に消耗が見られるようになります。
特に、2トンを超える車重を支えるサスペンションやブッシュ類は、走行距離が10万キロを超えたあたりから劣化が進む傾向があります。
乗り心地の悪化や異音の原因となるため、14万キロ前後で交換したという事例も報告されており、安全で快適な走行を維持するためには、定期的な足回りの点検と部品交換が欠かせません。
このように、20万キロを達成するには、バッテリーやエンジンだけでなく、車体全体のコンディションに気を配る総合的な視点が必要となります。
長期的耐久性を保つメンテナンス
アウトランダーPHEVの長期的耐久性を確保するためには、PHEVならではの特性を理解したメンテナンスが鍵となります。
特に駆動用バッテリーとエンジン、この二つの動力源をいかに良い状態で維持するかがポイントです。
バッテリーの寿命を延ばす工夫
駆動用バッテリーの劣化を緩やかにするためには、日々の充電方法に気を配ることが有効です。
急速充電はバッテリーに大きな負荷をかけるため、日常的には家庭用の普通充電(200V)を主体にすると良いでしょう。
また、常に満充電にするのではなく、充電量を80%程度に抑えることも、バッテリーの寿命延長に繋がると言われています。
さらに、週に一度は普通充電で満充電にすることで、バッテリー内部のセルバランスが整えられ、性能の回復が期待できるという情報もあります。
エンジン系統のメンテナンス
一方で、モーター走行の比率が高いからといって、エンジン系統のメンテナンスを怠ってはいけません。
エンジンオイルや冷却水、各種フィルター類は、従来のガソリン車と同様に定期的な交換が必要です。
長期間エンジンを始動しない場合でも、オイルは酸化などによって劣化するため、走行距離だけでなく期間を目安にした交換が求められます。
これらのメンテナンスを計画的に行うことで、アウトランダーPHEVの性能を長期間にわたって最大限に引き出すことが可能になります。
カタログ値と実際の燃費性能
アウトランダーPHEVの燃費性能は、その使い方によって評価が大きく分かれる特徴があります。
自宅に充電設備があり、片道30km程度の通勤や買い物といった日常的な使い方であれば、ガソリンをほとんど使わずに電気だけで走行することが可能です。
夜間電力などを利用すれば、ガソリン代に換算してリッター60km以上という驚異的な経済性を実現することもあります。
このEV走行を主体とした使い方こそが、アウトランダーPHEVの燃費性能を最大限に活かす方法です。
しかし、バッテリーの電力を使い切った後のハイブリッド走行時の燃費は、他のハイブリッドSUVと比較して特別優れているわけではありません。
データベースによると、ハイブリッド走行時の燃費は市街地で15~18km/L、高速道路では10~15km/L程度が目安となります。
これは2トンを超える車重が影響していると考えられ、特に高速巡航ではエンジンが主体となるため、燃費が伸び悩む傾向があります。
また、家庭の電力契約によっては、電気代がガソリン代よりも高くなる可能性も指摘されています。
したがって、アウトランダーPHEVの優れた燃費性能は、充電環境を整え、EV走行を積極的に活用することが大前提となるのです。
購入で後悔しない!アウトランダーPHEVは何年乗れる?
- リセールバリューと中古が安い理由
- 売れない?デメリットや「最悪」という評価
- 選ぶ基準と年式別おすすめモデル
- EV市場におけるアウトランダーPHEVの未来
- 結論:アウトランダーPHEVは何年乗れるのか
リセールバリューと中古が安い理由
アウトランダーPHEVのリセールバリューは、近年の電動車人気の高まりを背景に、比較的高い水準で推移しています。
特にPHEVというカテゴリーは市場での需要が増しており、ガソリン車に比べて価格が落ちにくい傾向が見られます。
しかしその一方で、中古車市場ではアウトランダーPHEVが比較的安価で販売されていることがあります。
これにはいくつかの理由が考えられます。
最大の理由は、駆動用バッテリーの劣化に対する懸念です。
中古車は新車と比べてバッテリーの消耗が進んでいる可能性があり、将来的な交換費用が高額になるリスクを考慮して、販売価格が抑えられているのです。
特に保証期間が終了した古い年式のモデルは、この傾向が顕著になります。
また、PHEVは専門的な知識が必要とされるため、一部の消費者からは敬遠されることがあります。
これにより、中古車市場での需要が限定的になり、価格が下がる一因となっています。
さらに、初期モデルは現行モデルに比べてバッテリー容量や走行性能が劣るため、相対的に評価が低く、安価になることが多いです。
このように、リセールバリュー自体は悪くないものの、中古車特有のリスクや市場性が価格に反映され、「安い」と感じる状況が生まれているのです。
売れない?デメリットや「最悪」という評価
アウトランダー2024年の12月中旬に静岡県藤枝のディーラーで購入。Gグレードとなります。購入後すぐにリモコンキーを車両が認識しない不具合発生。(中略)購入後 約半年経過の今も不具合対策なし。三菱自動車のお客様センターに連絡するも、お伝えできることなし、ディーラーにいってくださいとのこと。正直、この対応に唖然とした。
アウトランダーPHEVは高い性能を持つ一方で、「売れない」と言われたり、「最悪」といった厳しい評価を受けたりすることがあります。
なぜこのような声が上がるのか、その背景にあるデメリットを整理してみましょう。
「売れない」と言われる背景
「売れない」という意見の背景には、主に3つの要因があります。 第一に、新車価格の高さです。
同クラスのガソリン車やハイブリッド車と比較して初期費用が高く、購入のハードルとなっています。
第二に、PHEVというシステムへの理解度です。
自宅に充電設備がないとメリットを最大限に活かせないなど、ユーザーのライフスタイルを選ぶ側面があります。 第三に、トヨタのRAV4など、強力な競合車種が存在することです。
「最悪」という評価に繋がりうるデメリット
購入後に「後悔」や「最悪」という評価に繋がる可能性のあるデメリットも存在します。
一つは、初期不良や不具合の報告です。 例えば、「リモコンキーを車両が認識しない」といった不具合が発生し、その後のディーラーの対応に不満を感じたという声があります。
こうした個別のトラブルが、車両全体の評価を大きく下げる原因となり得ます。
また、燃費性能への過度な期待も後悔に繋がることがあります。
前述の通り、高速走行などでは期待したほどの燃費が出ない場合があり、使い方によっては経済的なメリットを感じにくいかもしれません。
さらに、内装の質感や後席・荷室の広さに対する不満も挙げられます。
価格帯から期待されるほどの高級感がない、バッテリー搭載の影響でスペースが犠牲になっている、といった点が指摘されています。
これらのデメリットを理解せずに購入すると、ミスマッチが生じる可能性があるのです。
選ぶ基準と年式別おすすめモデル
アウトランダーPHEV 年式別モデル比較 | |||
---|---|---|---|
モデル | 初期 (2013-2015) | 中期 (2016-2018) | 後期 (2019-2021) |
バッテリー容量 | 12.0kWh | 12.0kWh | 13.8kWh |
特徴 | 価格が最も手頃。購入時はバッテリー診断が必須。 | 内外装デザイン一新。性能と価格のバランスが良い。 | EV走行距離が向上。先進装備も充実。 |
おすすめな人 | 初期費用を抑えたい人。 | コストパフォーマンスを重視する人。 | EV走行を最大限活用したい人。 |
アウトランダーPHEVを中古車で選ぶ際には、自身のライフスタイルに合った基準を明確にし、年式ごとの特徴を理解することが後悔しないための鍵となります。
選ぶ上での基本的な基準
まず考慮すべき基準は、自宅に充電設備を設置できるかどうかです。
PHEVのメリットを最大限に活かすには、自宅での充電が基本となります。 これが難しい場合、PHEVを選ぶ利点は半減してしまいます。
次に、日常的な走行距離も大切な基準です。
片道20~30km程度の短距離移動がメインであれば、古い年式でもEV走行の恩恵を受けやすいでしょう。
一方で、長距離移動が多い場合は、エンジン性能やハイブリッド燃費が向上している後期モデルが適しています。
年式別のおすすめモデル
アウトランダーPHEVは年式によって性能が異なります。
初期モデル(2013~2015年式): 最も安価に購入できるのが魅力です。
ただし、バッテリー容量が少なく、EV走行距離も短めです。 バッテリーの劣化が進んでいる可能性が高いため、購入時には必ずバッテリー診断を行い、状態をしっかり確認することが不可欠です。
中期モデル(2016~2018年式): バッテリー性能や燃費が向上し、内外装のデザインも一新されたバランスの取れたモデルです。
2018年の改良ではエンジン排気量もアップし、より力強い走りになりました。 コストパフォーマンスを重視するなら、この中期モデルが有力な選択肢となります。
最新モデル(2019年式以降): バッテリー容量がさらに増加し、EV走行距離が大幅に向上しています。
運転支援システムなどの先進装備も充実しており、予算に余裕があれば最も満足度の高い選択です。
自身の予算と使い方を照らし合わせ、最適な年式を選ぶことが賢明な判断に繋がります。
EV市場におけるアウトランダーPHEVの未来
今後のEV市場において、アウトランダーPHEVのようなプラグインハイブリッド車(PHEV)は、非常に重要な役割を担うと考えられます。
現在、世界は完全な電気自動車(EV)への移行を進めていますが、充電インフラの整備や航続距離への不安など、解決すべき課題はまだ多く残っています。
このような状況の中で、PHEVはガソリンエンジンと電気モーターの両方を備えることで、EVの環境性能とガソリン車の利便性を両立させています。
このためPHEVは、消費者が安心して電動車へ移行するための「橋渡し役」として、今後も一定の需要を維持していくと予測されます。
特に、中国市場ではEVの成長と並行してPHEVの販売も大きく伸びており、EV一辺倒ではない多様な電動化の形が模索されています。
三菱自動車も、今後さらに効率的なバッテリー技術などを導入し、アウトランダーPHEVを進化させていく計画です。
将来的には完全EVのラインナップが増えていくと予想されますが、それまでの移行期間において、アウトランダーPHEVは現実的でバランスの取れた選択肢として、市場での存在感を保ち続けるでしょう。
「アウトランダーPHEVは何年乗れる?購入後に後悔しない寿命など全知識」のまとめ
- 適切なメンテナンスを行えば10年以上の長期使用が可能
- PHEVはエンジン負荷が少なく耐久性が高い傾向にある
- バッテリー寿命の目安は一般的に8年または16万キロ
- 乗り換え時期はバッテリー保証が切れる8年が一つの節目
- EV走行距離の短縮も乗り換えを検討するサイン
- 保証外のバッテリー交換費用は50万から100万円超と高額
- 8年16万km以内で容量が規定値を下回れば無償交換の対象
- 20万キロ走行もメンテナンス次第で十分に達成可能
- 長距離走行ではサスペンションなど足回りの点検が不可欠
- バッテリーを長持ちさせるには普通充電の活用が有効
- 自宅充電環境の有無が経済性を大きく左右する
- 中古車が安い理由はバッテリー劣化への懸念が主
- 初期不良やディーラー対応が「最悪」という評価に繋がることも
- 選ぶ際は充電